フリーランスエンジニアとして働いている方や働くことを考えている方のなかには、「フリーランスエンジニアはやめとけ」「フリーランスエンジニアは後悔する」という話を耳にしたことがある方もいるのではないでしょうか。

なぜ「フリーランスエンジニアはやめとけ」「フリーランスエンジニアは後悔する」といわれるのでしょうか。

本記事では、「フリーランスエンジニアはやめとけ、後悔する」といわれる理由を解説します。

また、フリーランスエンジニアになるメリットやフリーランスエンジニアとして成功するためのポイントなどについてもご紹介します。

「フリーランスエンジニアはやめとけ、後悔する」といわれる理由

「フリーランスエンジニアはやめとけ」や「フリーランスエンジニアは後悔する」といわれる理由は、どこにあるのでしょうか。

「フリーランスエンジニアはやめとけ、後悔する」といわれる理由を解説します。

収入が不安定

フリーランスエンジニアの収入は不安定ということが、「フリーランスエンジニアはやめとけ、後悔する」といわれる理由の一つに挙げられます。

フリーランスエンジニアは、案件やプロジェクトによって収入が左右されるため、会社員とは違って一定の給料が支払われるわけではありません。

仮にクライアントから仕事を受注したとしても予算の確保が難しい、継続的な依頼が出来ないなどの理由で案件やプロジェクトが急になくなってしまったり、ケガや病気によって一定期間、働けなくなったりすることで、クライアントからの依頼が途切れて収入が減少する可能性があります。

自分ではコントロールできない外部要因により、収入が途切れるリスクもあります。

会社員のときには感じることのなかった金銭的に不安定な状況に陥ることもあるでしょう。

このようなリスクを最小限に抑えるためには、さまざまなクライアント先を確保してリスク分散させておくことが重要です。

人脈やクライアントとの関係性を普段から構築・維持していくことに加えて、豊富な案件を紹介してくれるフリーランスエージェントを利用してみるのも一つの方法でしょう。

一例として フリーランスエンジニアの平均年収は845万円と、会社員エンジニアに比べて300~350万円ほど高いというデータもあります。

また、toiroフリーランスなどのフリーランスエージェントからは多くの場合、案件獲得のサポートも受けることが可能です。
そのため案件が途切れるリスクをより減らすことができ、さらなる収入の安定化にもつながります。

自分で健康保険や年金に加入しなければならない

フリーランスは会社員とは異なり、自分で国民健康保険や国民年金に加入する必要があります。

会社員であれば会社が一部負担してくれていたため、収入の1~3割程度で済んでいました。

しかしフリーランスになると負担をしてくれる対象がいないため、全額自分で支払っていく必要があります。

そのため、会社員時の収入と同額を稼いでいる場合では手取りが減る場合があります。

フリーランスが加入できる健康保険については、以下の記事で詳しく解説していますので、フリーランスの健康保険について気になっている方はぜひ併せてご参照ください。

フリーランスが加入できる健康保険とは?健康保険の種類と保険料の節約方法について詳しく紹介

しかし近年ではフリーランス向けの福利厚生サービスもあり、登録しておくと所得補償などを受けることができます。

フリーランス向けの福利厚生の一つとしては、国内最大級のフリーランス当事者ネットワークであるフリーランス協会が提供するサービスがあります。

福利厚生のほかにも、フリーランス向けの賠償責任保険や所得補償制度なども提供されています。

詳しくは以下の記事でご紹介していますので、ご興味がある方はあわせてご参照ください。

フリーランス協会とは?フリーランス協会の概要や評判から、入会メリットや入会方法について解説

多くの作業を1人で行う必要がある

フリーランスエンジニアになると、受注した案件以外にも、事務作業や経理作業なども行う必要があります。

エンジニアとしての業務に関係ない作業が増えるため、これらの作業に負担を感じるフリーランスエンジニアの方も少なくないでしょう。

エンジニアとしての業務のみに集中したい方は、事務作業や経理作業などを代行してくれるフリーランスエージェントに委託することを検討してみてはいかがでしょうか。

営業力が求められる

フリーランスエンジニアは、フリーランスエンジニアとしての業務以外に、案件やプロジェクトを獲得するために営業も行うことが求められます。

自分のスキルや求める条件に合致する案件を探したり、案件ごとの条件のすり合わせをしたりなど、フリーランスエンジニアとして働いていくうえで営業活動には多大な工数を割くことになります。

さらに、営業活動は一度案件を見つけたら終わりではなく、現在の契約が終了した際にも可能な限り案件が長期間途切れることのないように、恒常的に取り組んでいく必要があります。

高度なITスキルが求められる

ノーコードツールやローコードツールなどの進歩によって、システム開発に携わりやすい環境が整備されてきていています。

また、エンジニアを養成するためのプログラミングスクールやeラーニングなども増えてきており、基本的なITスキルを所有しているフリーランスエンジニアが増えています。

そのため、難易度の低い案件は競争が激しくなり、仕事を受注することが難しくなる可能性があります。

以下の職種別・プログラミング言語別の平均年収データを参考に、具体的にどのようなスキルを伸ばしていくべきか検討してみるのはいかがでしょうか。

フリーランスエンジニアの職種別平均年収

フリーランスエンジニアのプログラミング言語別平均年収

スキルアップが難しい可能性がある

高単価の案件などを獲得して年収を増やすためには、スキルアップが求められます。

しかし長期的案件を獲得するためには、自分のスキルが発揮しやすい案件やプロジェクトを選んでしまう傾向があるようです。

会社員とは異なり、スキルアップのための研修などが用意されているわけではなく、自身でスキルを磨いていく必要があります。

そのため自分の得意な仕事のみを行ってしまうと、スキルアップが難しい可能性があります。

フリーランスエンジニアとしてスキルアップするためには、自分の得意な仕事だけではなく、自身のスキルを活かしつつ他のスキルも身に着けられる仕事にも取り組んでみてはいかがでしょうか。

体調を悪くしてしまう可能性がある

フリーランスエンジニアは、会社員のように仕事を分業して進めるのではなく仕事を1人で行うことがあります。

そのため仕事を抱えこんでしまい遅くまで働いてしまうことで、体調を悪くする可能性があります。

固定の収入があるわけではないため、体調を崩すことで収入が途絶えてしまう可能性があります。

体調を良い状態でキープするためにも、仕事を抱え込まずに上手に仕事をコントロールすることが求められます。

また運動や食事など、規則正しい生活を送るように意識するのがよいでしょう。

社会的信用が会社員よりも低くみられる可能性がある

企業に雇用されていないフリーランスエンジニアは、企業で雇用されているエンジニアよりも社会的信用が低くみられる傾向があります。

会社員であればクレジットカードを作成できたり、ローンを組めたりすることができてもフリーランスエンジニアでは難しい場合があります。

安定した収入が一定期間あることが証明できれば、フリーランスエンジニアでもクレジットカードやローンを利用することができます。

以下の記事では、フリーランスのクレジットカードやローンについて詳しく紹介していますので、参考にしてみてください。

フリーランスはクレジットカードを作れる?クレジットカードの審査に通過するためのポイントやフリーランスにおすすめの法人カードなどを紹介

会社の業績や景気変動の影響を受けやすい

フリーランスエンジニアは、企業エンジニアと比べて会社の業績や景気の影響を受けやすい点も「やめとけ」と言われる理由のひとつです。 

会社の業績が悪化したり不景気になったりすると、会社はコストを削減する傾向にあります。

例えば、企業側がコスト削減のために外注していた仕事を内製化することで、フリーランスエンジニアへの仕事の募集が減少する場合などがあります。

仕事の募集が少なくなると、募集のある仕事にフリーランスエンジニアが集中するため、他のフリーランスエンジニアよりも優れていることをアピールできないと仕事を獲得することが難しくなります。

このようなリスクは、クライアントやフリーランスエージェントなど案件獲得のチャネルを複数持っておくことで回避することができるでしょう。

フリーランスエンジニアに向いている人の特徴

「フリーランスエンジニアはやめとけ、後悔する」といわれていますが、フリーランスエンジニアに向いている人であれば、活躍できる可能性があります。

フリーランスエンジニアに向いている人にはどのような特徴があるのでしょうか。

主体的に働くことができる人

フリーランスエンジニアは、実務業務や営業活動なども含めて1人で行う場合があるため、主体性を持って働くことができる人は向いているといえるでしょう。

また案件やプロジェクトの獲得において、何もせず受け身の状態では、案件を獲得することは難しいです。

エンジニアスキルや営業力を主体的に向上できる人が、フリーランスエンジニアに向いている人だといえるでしょう。

場所や時間に縛られずに自由に働きたい人

フリーランスエンジニアは、自身の働き方を比較的自由に決めることができる可能性があります。

案件の条件によっては、例えば、1日のなかで決まった時間だけ働いたり、自宅から近いカフェなどで働いたりすることが可能です。

そのような働き方をしたい方は、フリーランスエンジニアに向いているといえるでしょう。

しかし、クライアントの要求に応じてオフィスへの常駐や出社、会議への出席などもあるので柔軟に対応する必要があります。

このように、働く場所や時間を自分で決められない場合もあることに留意しておきましょう。

自己管理能力が高い人

フリーランスエンジニアに向いている人の特徴として、自己管理能力が高いことも挙げられます。

フリーランスエンジニアは案件やプロジェクトのスケジュール管理、体調管理などの自己管理を求められます。

案件やプロジェクトのスケジュール管理、体調管理ができない場合は、自分1人で対応できる限界の仕事を引き受けてしまい、体調を崩してしまう可能性があります。

以下の記事では、「フリーランスエンジニアに向いている人の特徴」を詳しく紹介しています。

参考にしてみてはいかがでしょうか。

フリーランスエンジニアに向いていない人の特徴

「フリーランスエンジニアに向いている人の特徴」を紹介してきましたが、フリーランスエンジニアに向いていない人はどのような特徴があるのでしょうか。

フリーランスエンジニアに向いていない人の特徴を紹介します。

実務経験・スキルがない人

実務経験がなくスキルが不足している場合は、フリーランスエンジニアとして活動するのは難しいでしょう。

エンジニアとしての実務経験がないと案件やプロジェクトに応募できない場合があります。

またインターネットなどで学んだ程度のスキルでは、受けられる案件が限られており報酬も低い案件が多い傾向にあります。

そのためエンジニアとしての実務経験を企業である程度経験するかプログラミングスクールに通って経験を積んでから、フリーランスエンジニアを目指しましょう。

また専門書で知識を得たり、セミナーに参加したりすることはスキルアップに効果的です。

営業やコミュニケーションが不得意な人

フリーランスエンジニアは営業力が求められます。

会社員であれば営業担当がいますが、フリーランスエンジニアは案件の獲得を自分で行う場合があります。

また案件やプロジェクトを受注後もシステム設計や開発などにおいて、クライアントとコミュニケーションを行う必要があります

営業やコミュニケーションを負担に感じてしまう方は、フリーランスエンジニアには向いていないでしょう。

営業が苦手な方は、toiroフリーランスをはじめとしたフリーランスエージェントを利用してみてはいかがでしょうか。

フリーランスエージェントは、フリーランスエンジニアそれぞれのスキルや経歴などを考慮して、本人に代わって営業活動を行ってくれます。

また、本人に代わって営業活動を行ってくれるため、営業活動に割いていた時間を有効活用することができます。

安定した収入や生活を求める人

安定した収入と生活を求める場合は、フリーランスエンジニアには向いていないでしょう。

フリーランスエンジニアの収入は案件やプロジェクトの受注に左右されるため、収入が不安定になります。

案件やプロジェクトを受注できない状況が続いた場合、収入が途絶えてしまうので貯金などを切り崩して生活を送らなければいけない可能性があることに留意しましょう。

以下の記事では、「フリーランスエンジニアに向いていない人の特徴」を詳しく紹介しています。

参考にしてみてはいかがでしょうか。

フリーランスエンジニアになるメリット

「フリーランスエンジニアはやめとけ、後悔する」といわれることもありますが、フリーランスでエンジニアとして働くことはメリットもあります。

ここでは、フリーランスエンジニアになるメリットをご紹介していきます。

収入が増える可能性がある

フリーランスエンジニアは、会社員として働くよりも収入が増える可能性があります。

会社員の場合は、高度なスキルを持っていたとしても昇給や昇進に直結しない場合があるため、すぐに収入を増やすことは難しいでしょう。

しかしフリーランスエンジニアは案件やプロジェクトに収入が左右されます。

高度なスキルが求められますが、高単価の案件やプロジェクトを受注できれば、収入を大幅に増やすことができる可能性があります。

人間関係に悩む可能性が低い

会社員であれば、上司や同僚などとの人間関係にストレスを感じる人もいるのではないでしょうか。

会社の人間関係にストレスを感じていたとしても、環境を変えることは簡単ではありません。

しかし、フリーランスエンジニアは1人で仕事をする場合が多いため、人間関係に悩む可能性は低いでしょう。

また、スキルがあり案件が獲得できるようになるとフリーランスエンジニアは仕事を選別できるようになるため、自身が苦手な案件や人を選択することが可能です。

自分のスキルを活かした仕事を選ぶことができる

フリーランスエンジニアは自分で仕事を選ぶことができるため、自分のスキルを活かして得意な仕事のみを行うことも可能です。

自分の得意な仕事のみを行うと、スキルアップしにくい可能性があるので注意が必要です。

会社員であれば、不得意な仕事であっても上司指示で行わなければならないため、仕事へのモチベーションを維持することなどが難しい事もあります。

しかしフリーランスエンジニアは、仕事を選択することができます。

場所や時間に縛られずに働くことができる

フリーランスエンジニアは、会社員とは違って、会社や就業時間に拘束されることなく、比較的自由に働く場所や時間を決めることができます。

例えば、家族の看病や子育てなどで仕事ができない場合は、用事を済ませてから近くのレストランなどで仕事を行うことができます。

上記以外のメリットについては、以下の記事でご紹介しています。

参考にしてみてはいかがでしょうか。

ITフリーランスのメリット

フリーランスエンジニアとして成功するためのポイント

「フリーランスエンジニアはやめておけばよかった」や「フリーランスエンジニアになって後悔した」などのことがないように、成功するためのポイントを紹介します。

フリーランスエンジニアとして働く目的を明確にする

「フリーランスエンジニアになって収入を増やしたい」「時間や場所に縛られずに働きたい」など、フリーランスエンジニアとして働く目的は各々あると思います。

フリーランスエンジニアとして働く目的を明確にすることによって、目的に沿って活動を行うことができます。

また目的が曖昧な状態で働く場合よりも、失敗するリスクが低くなります。

フリーランスエンジニアとして働く目的が明確になっていれば、フリーランスエンジニアとして活動を行っているなかで、壁にぶつかっても最初に立ち戻ることができ、再び業務に励むことができます。

収入のシミュレーションを行う

フリーランスエンジニアは、案件やプロジェクトによって収入が左右されます。

会社員とは異なり、毎月固定の収入があるわけではありません。

「毎月どれくらいの収入を確保することができるのか」をシミュレーションし、案件を獲得するための計画などを立てることで、「月末にお金がなくなってしまった」などの失敗を防ぐことができるでしょう。

仕事量を自分でコントロールできるようにする

フリーランスエンジニアは、受注した案件やプロジェクトのスケジュール管理が不可欠であり、仕事量を適切にコントロールすることが求められます。

仕事量を適切にコントロールできないと、自分で処理できないほど多くの仕事を引き受けてしまう可能性もあります。

手当たり次第に案件やプロジェクトを引き受けるのではなく、目標収入やライフバランスを考慮して、案件やプロジェクトを選別すると、仕事量を適切にコントロールしましょう。

スキルアップに努める

IT業界は、トレンドが変化しやすい傾向にある業界です。

自分の得意な仕事のみを行っているとスキルアップしにくい可能性があり、今までのスキルや知識などが通用しなくなる可能性があります。

そのため、スキルアップは重要です。

スキルアップをすれば仕事の幅を広げることができ、高単価の案件やプロジェクトを獲得できる可能性があります。

フリーランス向けエージェントサービスを利用する

案件やプロジェクトの獲得、営業活動に頭を悩ませているフリーランスエンジニアの方は、フリーランス向けエージェントサービスを利用してみてはいかがでしょうか。

案件を多数保有しているので、あなたの実績や経験、キャリアプランなどを元に最適な案件をピックアップしてくれます。

また担当エージェントが、報酬ややりたい仕事などの要望に合わせた案件を柔軟に紹介してくれるため、希望に近い案件を見つけることができるメリットがあります

以下の記事では、「フリーランスエンジニアとして成功するためのポイント」を詳しく紹介しています。

参考にしてみてはいかがでしょうか。

フリーランスエンジニアとして成功するためのポイント

まとめ

本記事では「フリーランスエンジニアはやめとけ、後悔する」といわれる理由やフリーランスエンジニアになるメリット、フリーランスエンジニアとして成功するためのポイントなどについてもご紹介しました。

「フリーランスエンジニアはやめとけ、後悔する」といわれてはいますが、メリットもある働き方になります。

また、「フリーランスエンジニアとして成功するためのポイント」を参考いただくことで、フリーランスエンジニアとして活躍できる可能性があります。

本記事がフリーランスエンジニアの方やこれからフリーランスエンジニアを目指す方にとって参考になれば幸いです。