既に義務教育にはプログラムが導入し始め、これからはプログラミングが一般常識となってきます。

そこでこれからプログラムについて学ぼうと考えている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、Webアプリ開発の独学方法についてご紹介していきます。

Webアプリとは

アプリにはWebアプリとネイティブアプリの2種類が存在します。

ネイティブアプリは、スマートフォンにダウンロードとインストールをして使うアプリのことです。

Webアプリはというと、ChromeなどのWebブラウザから使うことができるアプリのことをいいます。

アカウントを作成しておけば、他のスマートフォンやPCなどからも同じ情報を得ることが可能なのです。

Webアプリに該当するのが、EvernoteやTwitter・Instagram・Facebookなどが挙げられます。


プログラミングでWebアプリ開発ができるメリット

プログラミングでWebアプリ開発ができるようになるとどんなメリットがあるのでしょうか。

Webアプリ開発ができるメリットについてご紹介していきます。


収入アップ

Webアプリ開発ができることで収入をアップさせることが可能です。

現在ほかの業種で働いているのであれば、平均年収の高いエンジニアに転向することができるでしょう。

また、エンジニアの場合でも技術力を高めることでお給料に反映されることがあります。


副業も可能

今は副業可能な企業が当たり前になりました。

それだけ生涯賃金が保証できないということを表しているといえるでしょう。

しかし、Webアプリ開発の技術があれば副業で稼ぐことも可能です。

むしろ副業で本業以上稼いでしまうこともあるぐらい可能性のある技術といわれています。

現在、副業を考えているならWebアプリ開発を視野に入れてみるのもいいかもしれません。


理想のフリーランスになれる

仕事の時間や場所に縛られずに働けるフリーランスというのは、実は一握りといわれています。

フリーランスといっても働く場所や顧客都合の時間に合わせたりと、なかなか本当に自由に働けることは少ないのです。

しかしWebアプリ開発であれば、時間にも場所にも縛られない理想のフリーランスになれます。

Webアプリ開発ができるようになることは、自分の可能性を広げてくれることにも繋がるというわけです。


Webアプリに必要な知識とプログラミング言語

しかし、WEBアプリ開発ができるようになるためには何から学ぶ必要があるのでしょうか。

ここからはWEBアプリ開発におすすめの知識とプログラミング言語をご紹介していきます。


必須知識とプログラミング言語

Webアプリ開発に必ず必要になってくる知識とプログラミング言語は、HTML・CSS、Ruby on Rails、SQLです。

これだけ見ると4種類のプログラミング言語を習得しなければいけないのかと憂うつに感じてしまうでしょう。

Ruby on Railsば別として、これらのプログラミング言語は比較的簡単に習得することが可能です。


知っておくといい知識とプログラミング言語

必須知識とプログラミング言語の他に、これらを習得しておくとよりよいWebアプリ開発をすることができます。

Webアプリケーションについての知識、jQueryかjavascript、Rubyです。

プログラミング言語については部分的に使用したり、開発するWebアプリによっても必要なものが変わってくるでしょう。


効率的な学習方法

ここからは独学でWebアプリ開発を学ぶために効率的な学習方法をご紹介します。


勉強会に参加する

Webアプリ開発を全くの独学で学ぶというのは困難を極めることになるでしょう。

そこでおすすめしたいのが、適度に勉強会に参加することです。

勉強会には無料で行っているものからスクール主催の単発講習会のようなものもあります。

比較的低価格または無料で必要なことを学ぶことが可能なので、独学と組み合わせて利用することで理解を深めることが可能です。

独学で学ぶよりも人から教わる方がより早く理解することができるので、参考書などで躓いたときに利用してみましょう。

また、勉強会に参加することで仲間と出会うことができるのもメリットです。

スキルとしては同等レベルかもしれませんが、挫折しそうなときに励まし合える仲間を持つことも独学では必要になります。


独学で学ぶ

Webアプリ開発を気軽に学ぼうとすると、完全に独学で学ぶ方法が浮かび上がってくる方が多いのではないでしょうか。

独学は手軽で始めやすいというメリットがありますが、非常に時間がかかるということも理解しておくべきです。

また、効率的に学ぶには学ぶ順番がとても大切になります。

ここから独学で学ぶ順序をステップ形式で丁寧にご紹介していきましょう。


ステップ1:HTML・CSSを習得する

まずはHTML・CSSを習得しましょう。このHTML・CSSは全てのWebサービスの基本となるプログラミング言語です。

ここからスタートしないとWebアプリ開発をすることは不可能といえます。

Webアプリ開発以外にも必須のスキルとなるので、エンジニアの仕事に興味のある方なら習得を目指すのがおすすめです。

参考書で学習するのもいいですが、無料の学習サイトなどからスタートすると習得しやすいのではないでしょうか。

しっかり学習の時間を確保して集中して行えば、1週間程度で習得することも可能といわれています。


ステップ2:黒い画面で実践する

次のステップはエンジニアが使用する黒い画面になれることです。

Macを使用している場合ならターミナルというものがそれに該当します。

ステップ1で学習したコマンドを使用していろいろな動作を試してみましょう。

プログラミングでは習うより慣れよ!という学習方法が習得の速さに繋がります。

最初はエラーが出てしまうことが多いかもしれませんが、たくさん失敗して着実に習得していきましょう。


ステップ3:プログラミング言語を学習する

それではいよいよプログラミング言語の学習に入ります。

そもそもどのプログラミング言語を習得するのかという問題になるでしょう。

Webアプリ開発に必須またはおすすめのプログラミング言語をご紹介していきます。


JavaScript

JavaScriptは、Webページに簡単な動きをつけたりするなどの役割があるプログラミング言語です。

必須のスキルではありませんが、JavaScriptを取り入れることで見栄えの良いWebアプリを作ることができます。

Javascriptをより簡単にしたのがjQueryともいわれているので、jQueryを学ぶのもおすすめです。

しかしならがJavascriptの方が凝った動きができるので、どちらも知識として使えるようにしておくといいでしょう。


Ruby

日本で人気のプログラミング言語といわれているのがRubyです。

直感的で書きやすいプログラミング言語なので、初心者が学習するのにも向いているプログラミング言語といえるでしょう。

クックパッドなどのWebアプリもRubyで作られていることで有名です。

また、Rubyを学ぶことは他のプログラミング言語への理解力も早くなります。

そういったこともあり、初心者はRubyを学んでおくことで他の言語の習得するのも容易にできるようになるでしょう。


PHP

PHPもRubyと同じく初心者に人気のプログラミング言語といわれています。

Webアプリ開発に使うだけではなく、PHPスキルを求める求人も多いのでエンジニア転向を考えている方にもおすすめです。

また、世界的にも多く使用されているプログラミング言語なので、教養として身に付けてのも必要かもしれません。

世界のウェブサイトの1/3が作られているというWordPressもPHPが使用されているのです。


Python

Pythonはプログラミング言語の中でもこれから人気になるといわれているます。

AIなど人工知能を扱うプログラミング言語なので、Webアプリ開発においてもAIを取り入れたアプリ開発が可能になるのです。

意外と書きやすいプログラミング言語といわれているので初心者でも参入しやすいでしょう。

しかし、数学的な知識が必要になるのでプログラミング言語以外の知識を有する必要がありそうです。


ステップ4:Gitの使い方を習得する

プログラミング言語を習得したら、次はGitの習得を目指しましょう。

Gitは、プログラミング言語の途中段階を更新履歴として保存しておくことが可能です。

途中からやり直しがしたいときにもGitを使用しておくことで簡単に修正場所まで戻ることが可能になります。

1人でWebアプリ開発を行うときにも使えますが、Webエンジニアとしてチームで仕事をするときにも必須のシステムです。

このシステムは使いながら習得することがおすすめなので、プログラミング言語を練習しながら使用してみましょう。


ステップ5:データベースを理解する

次にデータベースについて学んでいきましょう。おすすめはMySQLという無料で使用できる有名なデータベースです。

データベースではデータの保管、更新、削除そして検索の操作をすることができます。

SQLという言語を使用して、MySQLでデータの保管や更新などの操作を行うのです。

データベース管理システムを使わないWebアプリはほとんど存在しないといわれています。

Webアプリ開発では必須の知識となりトップ企業でも使用されているので学習しておくべきです。


ステップ6:フレームワークを習得する

フレームワークは、プログラミング言語を書く際に短縮してコードを書くことができます。

ほとんどのプログラミング言語に存在しているので、Webアプリ開発するなら習得しておきべきです。

フレームワークを使用することで、パズルのように組み合わせれば理想のWebアプリも作成することができます。

ゼロから作成するよりも圧倒的に速く完成させることができるので初心者なら使わない手はありません。


ステップ7:セキュリティについて理解する

Webアプリは開発するだけではなく守っていく必要もあります。

開発するだけで満足ならセキュリティについての知識は必要ありませんが、せっかく開発したら公開したいですよね。

一般的に公開するならセキュリティ対策が必要です。

Webアプリのセキュリティ対策をしっかり行うことで、公開しても安心できるWebアプリを完成させることができます。


独学で習得するための注意点

これから独学でWebアプリ開発をするための注意点をご紹介していきます。


まずは無料学習サイトからスタート

独学というと参考書などから入りがちですが最もつまずきやい学習方法です。

Webアプリ開発を独学で行うなら、まずは無料の学習サイトを利用してみましょう。

ゲーム感覚で入力などをしながらプログラミングについて学ぶことができます。

そのため、ちょっとプログラミングを知りたいという方にもおすすめのサイトなのです。

参考書から入って挫折したという方も、無料の学習サイトからスタートしてみてください。


習得には約1000時間かかることを理解しておく

プログラミング言語を習得するには約1000時間かかるといわれています。

それを知らずに独学で学習し始めると多くの場合すぐに挫折してしまうのです。

簡単なWebアプリ開発を行う場合でも思ったよりも時間がかかるということを理解しておきましょう。

1日や2日程度で習得できるものではないことを理解しておくことで、粘り強く根気よく取り組むことができます。

習得に時間がかかることを知っておくだけで早い段階での挫折を防ぐことができます。


最短で学ぶならスクールが良い

ここまで独学でのWebアプリ開発方法をご紹介してきました。

とはいうものの、初心者が独学で学んでいくのは相当の努力が必要です。

とにかく最短でWebアプリ開発を学びたいなら、短期集中スクールに通うのが最も効率的でしょう。

独学に限界を感じた場合も、短期集中スクールや講習会など人から教われる環境で学ぶようにしてみてください。

苦手な分野や独学での理解が難しくなった時には、挫折してしまう前にスクールや講習会に参加してみるといいでしょう。

また、初心者であれば無料体験レッスンなどで基本の知識や操作を学んでから独学をスタートさせるのもおすすめの方法です。

学び方は様々な方法があるので、ぜひ自分に合った学習方法を模索してみてください。