SEとして輝く

IT業界におけるシステム開発で欠かせない職種であるSEこと「システムエンジニア」。

システム開発において、顧客へのヒアリングやシステムの「設計」にはじまり、「運用・保守」まで担当するケースもある非常に責任の問われる職種です。

IT業界の前線で活躍する重要ポジションであるSEを目指して頑張っているエンジニアも数多くいることでしょう。


資格が武器になる

そんなシステムエンジニアとしてもっと自分のエンジニアとしての価値を高めるためにはどうしたらいいでしょうか。

手っ取り早いのが「資格」を取得することです。

資格を持っておけば、自分で語らずともその「資格がスキルや知識を証明」してくれます。

もちろん、一口に資格といえどジャンルは多岐に渡ります。

IT関連資格も同様で、数多くの団体から様々な資格試験が実施されています。

今回の記事では「SEにおすすめな資格」にフォーカスを当て、ランキング形式で紹介していきます。


SE資格のおすすめランキング

それでは早速、SEにおすすめの資格ランキングを紹介していきます。

今回注目する試験はカテゴリーが「国家試験」と「ベンダー資格」の2つに区分可能です。

ベンダー資格は携わる業務によってもおすすめできる資格が異なってくるため、ランキングでは国家試験のみ注目していきましょう。

業務ごとのおすすめベンダー資格については後ほど詳しく解説します。


SEが持っておきたい国家試験

IPAが実施している情報処理関連の国家試験は、レベル1〜4まで細分化されています。

今回紹介しているのはレベル2以上のものとなっておりますのでご注意ください。


第5位:基本情報技術者試験

第5位は基本情報技術者試験です。

スキルレベルは2と設定されています。

IT関連資格の登竜門ともいわれている国家試験です。


広範囲が出題される試験である

IT業界のみならず、一般的な知名度も高いという特徴を持っています。

試験内容としてはIT業界で働く上で必要となる基本的な知識が非常に幅広い分野から出題されます。

言い方を変えれば「広く、浅く」といった具合になるでしょう。

今回紹介する資格の中では最も難易度が低い試験ですが、それでも合格率は毎回20%前後です。

あくまで今回紹介する資格のレベルが高いのであり、資格試験としては十分に難易度が高いものだと捉えられるでしょう。

事実、IT関連の知識のみならず、マネジメントやストラテジ系といった部分の知識まで、広範囲をカバーしなければなりません。


SEと基本情報技術者試験

午後試験ではアルゴリズムやプログラム言語問題を必須選択しなければならなかったりと、まさに「IT資格の登竜門」といえる試験です。

SEとしても基本情報技術者試験を持っておけば、円滑に業務に取り組める可能性は十分にあるでしょう。

また、将来的にSEになりたいと思っている方やIT業界に飛び込みたいと考えている方にとってはぜひとも取得しておきたい資格です。


第4位:応用情報技術者試験

第4位は応用情報技術者試験です。

基本情報技術者試験のワンランク上位に位置する試験で、スキルレベルは3に設定されています。

試験内容もまさに基本情報技術者試験の高難易度バージョンといった印象を受ける試験です。


基本情報との違い

基本情報が「広く、浅く」だったのに対し、応用情報は「広く、少し深く」様々な分野が出題されます。

午後試験では記述式問題も数多く出題され、分からない時は「適当に選択肢を選ぶ」という運頼みの解答もできません。

IT・マネジメント・ストラテジに関するしっかりとした知識を蓄えておかなければ、合格は難しいでしょう。

そして、合格率という観点。

合格率自体は20%弱で基本情報とさほど差はありません。

しかし、応用情報技術者試験は「基本情報を合格した人たち」が多く受けている試験です。

そのことを考えると、基本情報と応用情報で明確なレベルの差があることがわかります。


SEと応用情報技術者試験

基本情報技術者試験以上に幅広い知識が必要な応用情報技術者試験は、システム開発の現場でも役に立つ知識を持っていることの証明にもなります。

工数管理など、マネジメント・ストラテジ分野もより詳しく出題されるため一歩先へ進んでいるエンジニアということを示せるでしょう。

特別な専門知識を必要としないSEの方にとっては、応用情報を所持しておけば十分ともいえるかもしれません。

SEとして「即戦力の人材である」と主張する際の根拠としても使えるであろう資格です。


第3位:データベーススペシャリスト試験

第3位はデータベーススペシャリスト試験です。

先ほどまで紹介していた基本情報、応用情報の更に上に位置する「高度情報処理技術者試験」にカテゴライズされる試験です。

スキルレベルは最高レベルの4であり、並大抵の難易度ではありません。


文字通り「データベースのスペシャリスト」となる

特にデータベースの設計業務に関わる機会が多いSEが取得すれば、もはや専門家といっても差し支えのないレベルになれるでしょう。

データベースへの専門的な知識を明確に証明できる資格なので、SEはもちろんデータベースエンジニアの方や、インフラエンジニアを目指している方にとっても非常に有用な資格です。

転職やフリーランスとして案件を獲得したいときにも有利に働く資格試験だといえるでしょう。

応用情報までが「広い」試験範囲だったのに対し、データベーススペシャリストは「狭く、深い」試験と言い表せます。

合格率は15%弱という低さで、並大抵の知識量では合格できないということが数字に表れています。


SEとデータベーススペシャリスト試験

SEの中でも特にデータベースに関わる機会の多いエンジニアの方にとって、データベーススペシャリストは非常に有用となります。

データベース技術を求めるシステムも多いため、取得しておいて損はない資格です。

また、この資格を取得しておくことでデータベースに携わる新たな業務・仕事・案件を任せてもらえるようになるかもしれません。


第2位:プロジェクトマネージャ試験

第2位はプロジェクトマネージャ試験になります。

こちらも高度情報処理技術者試験にカテゴライズされ、スキルレベルは4と設定されています。

おもに「マネジメント」について問われる試験であり、プロジェクトの運営管理に関する問題が出題されます。


プロジェクトを引っ張る頼れる存在として

難易度はデータベーススペシャリスト以上とされ、非常に敷居の高い試験です。

システム開発の責任者にとして必要な能力や、プロジェクトの実行力や管理力までをも測る試験になっています。

プロジェクトの管理経験があることを前提にされた問題も出題され、実務経験や経営感覚も重要な要素です。

ITに関する知識だけを持っているだけでは到底取得は難しい試験であり、合格率は14%前後と高度情報処理技術者試験の中でも低くなっています。

エンジニアとして「技術力だけではない」ということをはっきりと証明できる、非常に有用な資格だといえます。


SEとプロジェクトマネージャ試験

システムエンジニアはプロジェクトを開発するうえで引っ張っていく必要のある存在です。

プロジェクトの責任者としてのスキルを求められるプロジェクトマネージャ試験を取得しておけば、その力量や知識をはっきりと証明できます。

SEとして魅力的な人材であることのアピールになるでしょう。

そして、SEの仕事を続けいずれはプロジェクトリーダー、プロジェクトマネージャになりたいという思いを抱いている方はぜひとも取得を目指したい試験です。


第1位:システムアーキテクト試験

第1位はシステムアーキテクト試験です。

上級エンジニア向けの資格試験であり、こちらもやはり高度情報処理技術者試験とされ、スキルレベルは4に設定されています。

システム開発の主導ができる、上流工程に特化した資格試験です。


上流工程に特化した国家試験

システムアーキテクト試験は顧客の要望などを理解して、それを落とし込んだシステムを設計・全体を描けるかという部分を測る試験です。

実務で起こる問題についての出題や、業務をしっかり理解していなければ問題文の時点で意味が分からないケースも起こり得るといわれています。

まさに情報処理技術者試験の中でもトップクラスの難易度を誇る高難易度試験だといえるでしょう。

合格率も13%弱という低さであり、どれほどの難易度なのかということを物語っています。


SEとシステムアーキテクト試験

システムアーキテクト試験はシステム開発における要件定義や機能実装の決定などについて問われ、非常に深い部分までの専門知識を問われる試験です。

SEとしてシステム開発の上流工程という部分を深い部分まで理解していることが証明できるので、更なるキャリアアップにも繋がる可能性が広がるでしょう。

結果的に給与アップも目指せる資格です。

上流工程に関わるエンジニアとしての確かな知識、専門性を証明できる資格なので、転職やフリーランス向け案件獲得にも大きく貢献してくれる資格試験だといえます。


携わる業務によってはおすすめの民間資格



さて、続いては業務に特化しているおすすめの民間資格を紹介いたします。

SEとして携わる機会の多い・携わりたい業務関連資格があれば、ぜひトライしてみてください。

ネットワーク、ORACLE、Linuxの3分野でおすすめの資格を紹介いたします。


ネットワーク:CISCO技術者認定試験

ネットワーク機器において圧倒的なシェアを誇るシスコシステムズが実施している民間資格です。

難易度が5つに分かれています。

  • エントリー
  • アソシエイト
  • プロフェッショナル
  • エキスパート
  • アーキテクト

また、合格日を基準に有効期限が設定されているものもあり、資格を取得していることで最新のネットワーク機器に関する深い理解を持っていることを証明できるでしょう。

ネットワークに携わる機会の多いSEや、そういった仕事を獲得したいと考えているSEにおすすめの民間資格です。


ORACLE:ORACLE MASTER

オラクルのデータベース認定試験です。

難易度は4つに分かれています。

  • Bronze
  • Silver
  • Gold
  • Platinum

民間資格としての知名度も高いため資格クラス次第では強力な武器になります。

データベース管理者に求められる技術・スキルを証明できるため、オラクル製品を採用しているシステムや企業の案件・仕事に繋がるでしょう。

記事中で触れた「データベーススペシャリスト試験」と併せて所持しておくと、よりデータベースに関する深い知識を持った、専門性の高いエンジニアであることを証明できます。


Linux:Linux技術者認定試験(LinuC)

Linux技術者認定「LinuC(リナック)」は、Linuxをベースにシステム開発の現場で今求められる技術力を認定する試験です。 

LinuCは、Linuxだけにとどまらずネットワークやセキュリティ、仮想化技術などシステム開発に必要とされる技術を網羅しているということが特徴といえます。 

難易度は4段階に分かれており、Linuxに関する基礎知識から専門的な高度知識まで幅広く問われます。 

  • レベル1
  • レべル2
  • レベル3
  • システムアーキテクト

昨今利用が一般的になってきたクラウドはLinuxがベースとなって動作いることもあり、改めてLinuxを学習し直そうという動きは割と活発に見られます。 

所持しておけば他の資格同様、自分の知識やスキルを証明できるため新たな仕事の発見に繋がるでしょう。 


年収アップに繋がる資格とは?

SEにおすすめな国家試験からベンダー資格まで、様々な資格を紹介してきましたが、ここからは今回紹介した中から「年収アップ」に繋がりやすい資格を紹介いたします。

正直なところ、どの資格も年収アップに繋がるといえます。

とはいえ、当然難易度が高ければ高いほどその傾向は顕著です。

基本情報技術者試験などは増えても微増レベル。

年収アップを狙いたいという方は、やはり「高度情報処理技術者試験」を取得を目指すべきです。

特にプロジェクトマネージャ試験は平均年収が高い傾向にあるとされており、自分の知識や技術の証明のみならず、収入までをも加えてくれる資格だといえます。

そして、ベンダー試験の特に高難易度資格は年収アップに直結します。

今回紹介したCISCO技術者認定試験のアーキテクトや、ORACLE MASTERのPlatinumなど「ベンダー資格の最上級資格」は年収アップに繋がりやすいとされています。

年収アップを狙いたい方は積極的に取得を目指してみてもいいでしょう。


SEと資格

今回の記事ではSEの方におすすめの資格を紹介してきました。

幅広い知識が問われるSEにとって、応用情報技術者試験やプロジェクトマネージャ試験、システムアーキテクト試験はぜひとも取得しておきたい資格です。

資格を多く保持しておくことで、転職やフリーランスとして案件を獲得する際に「エンジニアとしての自分」を飾ることができます。

ぜひ1つで満足することなく、様々な資格にチャレンジ・取得を目指していきましょう。

なお、これからフリーランスエンジニアを目指すという方は、ぜひこちらの記事も合わせてご参照ください。

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