Pardot(パードット)の基本的な使い方を解説!
この記事では、MA(マーケティングオートメーション)ツール・Pardot(パードット)について詳細な情報を解説します。
- Pardot(パードット)の注目すべき特徴
- Pardot(パードット)の機能
- Pardot(パードット)の利点
- Pardot(パードット)と他MAツールの比較
- Pardot(パードット)の口コミ
- Pardot(パードット)の使い道
上記の内容をお届けします。
マーケティングに関わるユーザーにとっては見逃せない情報が満載です。
ぜひご一読ください。
Pardot(パードット)とは
冒頭でも書いたとおり、Pardot(パードット)とは「MA(マーケティングオートメーション)ツール」です。
MA(マーケティングオートメーション)について
MA(マーケティングオートメーション)という単語を聞いても、ピンとこない人も多いでしょう。
MA(マーケティングオートメーション)とは、マーケティングに関係する作業を自動化・効率化する仕組みのことです。
顧客行動を分析したり、ベストタイミングで顧客へコンテンツを提供したりといった作業はとても手間がかかります。
そうした作業を効率良くおこなうために最適な仕組みがMA(マーケティングオートメーション)なのです。
Pardot(パードット)はそんな仕組みを持つプラットフォームになります。
提供元
セールスフォース・ドットコム社が提供しています。
Pardot(パードット)の特徴
この項目ではPardot(パードット)の注目すべき特徴について解説します。
見込み顧客を作り出す
スコアリング機能を使用し、確実性がより高い顧客を作り出せます。
成約を見込める確率が高い顧客を、Pardot(パードット)はどうやって作り出すか…。
その方法は、リードが関心を持っているコンテンツを提示し、より高いレベルの見込み顧客へレベルアップさせるというものです。
個々のデータを基にして、成約へ繋がる最短ルートを探し出すことが可能です。
誰に対しても同じタイミングで同じアプローチをおこなうのではなく、適切なメッセージを適切な人に配信することができます。
マーケティングによる成果をわかりやすく表示
マーケティングをおこなった結果(ROI:投資対効果)を視覚的なレポートやWave機能で確認することが可能です。
キャンペーンによる効果などを確認するのに役立つでしょう。
営業へ見込みレベルが高いリードを提供
成約を見込めるレベルが高いリードを優先的に営業へ繋げられます。
たとえば営業に対する割り当てトリガー機能や通知機能など。
スムーズな成約を獲得するための機能が詰まっているのもPardot(パードット)の特徴です。
Pardot(パードット)を取り入れることで営業効率も格段にアップするでしょう。
リードのリアルタイムの行動を通知できる
リードが現在Web上でどういったアクションを起こしているかを営業に伝えることが可能です。
そういった予備知識があるのとないのとでは、成約に至る確率が変わってきます。営業活動を支える大切な役割をPardot(パードット)は担います。
Pardot(パードット)の機能
この項目では、Pardot(パードット)の主な機能について見てみましょう。
リードスコアリング
顧客になる可能性がある温度感の高いリードをAI(人工知能)で自動的に探し出すという機能です。
行動スコアリング
見込み顧客に対してアプローチするタイミングはいつが良いのか、アクションを起こすベストタイミングを計測します。
キャンペーンインサイト
成約に繋がる可能性が高いキャンペーンをリアルタイムで見つけ出します。
成約に繋がることを期待できる見込み顧客を掴めることができるでしょう。
トラッキング
オンラインでユーザーがどんな行動をしているかについて、追跡したり記録したりする機能です。
自社サイトを訪問したユーザーのアクションを追跡することができます。
一元管理
Pardot(パードット)はリードの状況を一元管理できるので、各リードのナーチャリング(育成)レベルをすぐに把握することができます。
レベルに合った営業をおこなうことができるのにとても便利です。
ROI(Return On Investment)の測定
費用対効果の測定ができます。
おこなったアプローチに対する反応率などを分析し、無駄を削ぎ落としたベストな営業をおこなうことができるでしょう。
専用ページやフォームを作成
キャンペーン専用ページやフォームなどをドラッグ&ドロップで簡単に作ることができます。
Pardot(パードット)のメリット
この項目では、様々な企業にPardot(パードット)が選ばれている理由…メリットについてご紹介します。
操作がしやすい
どんなに優れたツールでも、操作性が悪ければユーザーは離れていってしまいます。
その点、Pardot(パードット)の画面の操作はかなり直感的。
初めてPardot(パードット)を触る人でも操作を覚えるのにかかる時間はごくわずかでしょう。
もちろん、使いこなせるようになるまでには相応の時間はかかるでしょうが、操作に関しては問題なくできるはずです。
導入サポートがある
Pardot(パードット)には導入サポートを受けることができる制度があります。
戦略の決定やシナリオやスコアリングの設計、そして分析や改善などの流れを全てサポートしてくれる有り難い制度です。
「サポートなしでやっていける自信がない」という人は、最初はサポート制度を利用するのが良いでしょう。
コミュニティで情報を交換できる
Pardot(パードット)のユーザーを対象にしたコミュニティサイトが存在します。
そこではPardot(パードット)の初期設定についてや最適な使い方についてなど、ユーザー同士で様々な情報をやり取りすることが可能です。
連携機能
Pardot(パードット)は、営業活動などを担うSalesforceで集めた情報を連携することができます。
マーケティングフェーズから営業フェーズまでを全て繋げて管理することが可能です。
AI(人工知能)が最適なタイミングを計測してくれる
- 有力な顧客候補者の発掘作業
- アプローチタイミングの分析
- どんなキャンペーンが有効か など
こういったことを、AI(人工知能)がマーケターの代わりにおこなってくれます。
どれも最適なタイミングを計測してくれるのでマーケターは本来すべき仕事をこなすことができます。
見込み顧客に応じてメール配信をカスタマイズできる
顧客に合わせてカスタマイズしてメールを送ることが可能です。
Pardot(パードット)と他MAツールの違い
MAツールには、Pardot(パードット)以外にも「Marketo」や「Eloqua」などのツールがあります。
これらとPardot(パードット)と、どちらを導入するか悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
Pardot(パードット)と他MAツールの違い―それは「CRMがSalesforceであること」といえるでしょう。
他にも違いはありますが、最も大きな違いはここです。
Pardot(パードット)は他MAツールと違い、Salesforce社の製品との連携ができます。
1回ログインするだけで、全てのサービスにアクセスできる利便性は他MAツールでは成し遂げられないこと。
そのため、業務をスムーズにおこないたいならPardot(パードット)はかなりおすすめできるツールです。
Pardot(パードット)の料金プラン
この項目では、Pardot(パードット)の料金プランについてご紹介します。
Growth
月額15万円(税抜)。標準的な機能が使えるプラン。
Plus
月額30万円(税抜)。最も多くのユーザーが利用しているプランです。
Advanced
月額48万円(税抜)。革新的な経営を実現可能な機能を搭載したプランです。
Pardot(パードット)の料金プランとしては以上ですが、あともう1つ紹介したいことがあります。
Salesforce Engage for Pardot
マーケティング部門と営業部門の連携が可能なツールです。月額6000円(ユーザー1人につき)。
以上、料金プランについてご紹介しました。
プランによって使える機能が異なります。詳細については公式サイトからご確認ください。
Pardot(パードット)の評判
Pardot(パードット)の特徴や機能、メリット。そして料金…。
様々なことを確認できたところで、次は実際に使っているユーザーの声や評判について目を転じてみましょう。
Salesforce(セールスフォース)との連携がしやすい
スコアやページビューをSalesforceの画面からでも確認可能な点など、Salesforceとの連携できる点が良いと評価されています。
ホットリード獲得に一役買うツール
Webサイトの訪問履歴やメールニュースを開封している率などを確認できることについて評価する口コミが寄せられています。
お試し期間がない
無料でお試しできる期間がないのがネック。
1ヶ月など短期間でも良いのでプレ期間があれば良いという意見が上がっていました。
レスポンシブ対応が微妙
メルマガはレスポンシブが微妙、LPにいたってはレスポンシブできないのが気になる点だという意見が見られました。
顧客の状態が一目瞭然
顧客がアクティブなのか休眠なのかなど、すぐに判断することができる点がユーザーから高い評価を受けています。
検討期間が長い顧客も漏れなく取り込める
Pardot(パードット)のCookieの長さが好ましい。
他のMAツールだと見逃す可能性がある、検討する期間が長い顧客なども漏れなく取り込むことが可能との評価が寄せられています。
メルマガ機能が良い
メルマガ機能がとても優れているとの声があがっていました。
大量のメールをスムーズに送れる
ほとんど遅延することなくたくさんのメールを送ることができるところが評価されています。
スキルがなくても使える
GUIなので高度なスキルを持っていない人でも直感的に使用することができます。
説明書がない
Pardot(パードット)には詳しい説明書がないので、使いこなすまでに時間を要するところが問題点とする口コミが寄せられていました。
以上、Pardot(パードット)に対して寄せられている口コミの一部を紹介しました。
改善点や見直すべき点もありますが、総合的に見て、Pardot(パードット)は有効なMAツールだといえるでしょう。
Pardot(パードット)の基本的な使い方①顧客を起こす
Pardot(パードット)を使えば、以前はかなりの売上を誇った顧客だった「休眠顧客」を揺り動かすような使い方が可能です。
長期にわたって成約がないユーザーが、再びサイトに足を運んだとしたら?
かなりの確率で再び成約に結びつく可能性は高いでしょう。
そんなまたとないタイミングを見逃すことなく、リアルタイムのユーザー行動を掴めます。
ベストタイミングでユーザーが興味を示す製品に合った内容のメルマガを配信したり、電話でのアプローチなどの営業活動をおこなうことができます。
Pardot(パードット)の基本的な使い方②ニーズを掴む
Pardot(パードット)は、来訪した頻度や閲覧しているページなどの見込み顧客のオンラインにおける行動を掴み、トラッキングすることが可能です。
属性情報や行動履歴などを見て、検討レベルを計測したりもできます。
そういった情報を総合して、リードのニーズを把握するのにPardot(パードット)は使えるでしょう。
まとめ
以上、マーケティング分野に関わる人なら見逃せないツール・Pardot(パードット)をご紹介しましたがいかがだったでしょうか。
マーケティング活動をおこなうにあたって、効率を高めることは非常に重要なことです。
しかし、どうやれば効率良くマーケティング活動ができるのか―…と頭を悩ませている人もいるでしょう。
記事内でも説明したように、Pardot(パードット)にはマーケティング活動をよりスムーズにできる機能が備わっています。
見込み客の獲得・育成・評価という一連の流れを掴むのは収益を上げるにあたってとても大切なポイント。
同時に、それらをおこなう労力はかなりのものになります。
Pardot(パードット)を導入すれば、上記の流れを全てオートでおこなうことが可能です。
マーケティングを今よりもっと効率化させたいなら、Pardot(パードット)を導入し、さらなる利益を得るために動き出すのが良いでしょう。
マーケティング活動に悩みを抱えているなら、Pardot(パードット)の導入をぜひ検討してみてください。