AWS ソリューションアーキテクト・アソシエイト試験(SAA)の対策を解説!難易度や合格ライン、合格に向けた勉強法も紹介
AWSの認定資格の1つであるAWS 認定ソリューションアーキテクト・アソシエイトについてご存じでしょうか。
AWS認定資格のうち設計者向けの資格であるAWS 認定ソリューションアーキテクト・アソシエイト。
今回は、そんなAWS ソリューションアーキテクト・アソシエイト試験(SAA)について詳しくご紹介していきます。
- AWS認定資格の取得を目指している
- AWS ソリューションアーキテクト・アソシエイト試験(SAA)を受験したい
- AWS ソリューションアーキテクト・アソシエイト試験(SAA)の難易度を知りたい
- AWS ソリューションアーキテクト・アソシエイト試験(SAA)の合格ラインは?
- AWS ソリューションアーキテクト・アソシエイト試験(SAA)のメリット・デメリットを知っておきたい
- AWS ソリューションアーキテクト・アソシエイト試験(SAA)に申し込むにはどうすれば良いか
- AWS ソリューションアーキテクト・アソシエイト試験(SAA)の受験対策方法を教えてほしい
こういった人に適した記事となっています。
1つでも気になる項目がある人はぜひご一読頂けますと幸いです。
AWS ソリューションアーキテクト・アソシエイト試験(SAA)について
AWS ソリューションアーキテクト・アソシエイト試験(SAA)はAWS(Amazon Web Services)認定資格の1つです。
ソリューションアーキテクトの担当者向けといえます。
AWS認定資格の中でも代表的な資格です。
AWS(Amazon Web Services)
AWSの正式名称は「Amazon Web Services」。
Amazon社が提供しているWebサービスを指す呼称です。
AWSは13年以上、数百万のユーザーにクラウドサービスを提供しています。
そんなAWSの知識とスキルがあることを証明するための資格が「AWS認定資格」です。
AWS認定資格
AWS認定資格はAWS(Amazon Web Services)の知識・スキルがAWSの求める水準よりも上にあることを認定する資格。
AWS認定資格はAWSを扱う機会がある人全てが役立つ資格でもあります。
「AWSエンジニア」というAWSを専門的に扱うエンジニアが登場するくらい、AWSのニーズは高まっています。
そのため、AWS認定資格の取得は「自分にはAWSを扱うために必要なスキルがある」ことを示す重要な材料になるでしょう。
AWS認定資格には11のコースが存在します。
AWSに携わる人には「開発者」や「設計者」、「運用者」の3タイプがいます。
それぞれに適した認定資格が用意されており、タイプ別に「基礎」「アソシエイト」「プロフェッショナル」の3つのレベルが分かれています。
AWS ソリューションアーキテクト・アソシエイト試験(SAA)は呼称から読み取れるように、アソシエイトレベルの資格です。
AWS ソリューションアーキテクト・アソシエイト試験(SAA)
AWS ソリューションアーキテクト・アソシエイト試験(SAA)は、11あるAWS認定資格のうち「設計者」向け「アソシエイト」レベルの認定資格です。
アソシエイトレベルはAWS認定資格の中でも中堅にあたる資格です。
AWS のテクノロジーを使用して安全で堅牢なアプリケーションを構築およびデプロイするための知識を効果的に証明すること
顧客の要件に基づき、アーキテクチャ設計原則に沿ってソリューションを定義できること
プロジェクトのライフサイクルを通して、ベストプラクティスに基づく実装ガイダンスを組織に提供できること
参照:https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-solutions-architect-associate/
上記はAWS ソリューションアーキテクト・アソシエイト試験(SAA)に求められる知識・スキルです。
大体1年ほどAWSを触っている人向けの認定資格ではあります。
ただ、受験条件が「1年以上の経験が必要」というわけではありません。
AWS ソリューションアーキテクト・アソシエイト試験(SAA)を突破できる知識・スキルを有している人ならば、初心者でも合格することが可能です。
難易度については「AWS ソリューションアーキテクト・アソシエイト試験(SAA)の難易度」で詳しくお伝えします。
AWS ソリューションアーキテクト・アソシエイト試験(SAA)のメリット
この項目では、AWS ソリューションアーキテクト・アソシエイト試験(SAA)を受験するメリットについてご紹介します。
AWSの知識を得ることができる
SAAのことを学ぶということは、その知識を深めることができるということです。
SAAはAWS認定資格の中でも中堅に属する資格ですから、そこそこの知識が必要となります。
SAAの資格を得るために勉強することは、AWSの理解を深めます。
これからAWS知識を得たいと思っている人にも、AWSをもっと勉強したいと思っているエンジニアにもメリットが高いです。
最新のAWSが学べる
AWS ソリューションアーキテクト・アソシエイト試験(SAA)を含めAWS認定資格は、常にバージョンアップしています。
SAA試験では、基本的なスキルを確かめる問題が出るのはもちろん、最新のAWS情報を基にした問題が出題されます。
そのため、AWSを利用している人も直接業務に役立てることができる最新のAWS情報をゲットすることが可能です。
クラウド環境の構築もしくは提案ができることの証明
AWS ソリューションアーキテクト・アソシエイト試験(SAA)に合格できるということは、「顧客のニーズを満たす環境構築と実装ができる」ということです。
クライアントに自分のスキルを証明する手段として、AWS ソリューションアーキテクト・アソシエイト試験(SAA)を使えます。
AWS ソリューションアーキテクト・アソシエイト試験(SAA)のデメリット
AWS ソリューションアーキテクト・アソシエイト試験(SAA)を受けるデメリットについてご紹介します。
- AWS ソリューションアーキテクト・アソシエイト試験(SAA)のレベルにそぐわない場合は不合格となる
- 受験費用がそこそこかかる
- 資格認定の期限がある
「資格認定の期限がある」というのは最も注意しておきたいことです。
AWS認定資格は3年に1度再度認定を受けなければなりません。
もし再度認定を受けなければ、資格が失効してしまいます。
「1度試験に合格すれば、ずっと使える資格」ではないのでその点はご注意ください。
AWS ソリューションアーキテクト・アソシエイト試験(SAA)にかかる費用
AWS ソリューションアーキテクト・アソシエイト試験(SAA)の費用がかかります。
これは「AWS ソリューションアーキテクト・アソシエイト試験(SAA)のデメリット」で述べたとおりです。
料金は日本円で1万5000円(税別)。
そこそこ試験費用がかかるので、試験を受ける時は対策をしっかり練ってから挑戦することをおすすめします。
なお、模擬試験を受けるための費用は2000円(税別)かかります。
AWS認定資格を1つでも保有している人なら、この模擬試験の費用はかかりません。
AWS ソリューションアーキテクト・アソシエイト試験(SAA)の難易度
AWS ソリューションアーキテクト・アソシエイト試験(SAA)に求められるものは、AWSサービスの知識とAWSのベストな活用ができることです。
そんなSAAの難易度は、平均並み。
ただ、出題範囲がアソシエイトレベルの資格の中で最も広いのがAWS ソリューションアーキテクト・アソシエイト試験(SAA)です。
クラウドやネットワークの知識・スキルの保有、AWSサービスの知識がないと合格を勝ち取るのは厳しいでしょう。
AWS ソリューションアーキテクト・アソシエイト試験(SAA)の合格ライン
AWS ソリューションアーキテクト・アソシエイト試験(SAA)は1000点満点で採点されます。
合格ラインは「720点以上」。
これ以上の点数を獲得すれば、無事AWS ソリューションアーキテクト・アソシエイト試験(SAA)の認定資格を得ることができます。
AWS ソリューションアーキテクト・アソシエイト試験(SAA)の申し込み方法
AWS ソリューションアーキテクト・アソシエイト試験(SAA)はテストセンターで実施されます。
この項目では、AWS ソリューションアーキテクト・アソシエイト試験(SAA)の申し込み方法についてご紹介しましょう。
AWS認定アカウントへ登録
まずはAWS認定アカウントに登録しましょう。
試験の予約をする
AWS認定アカウント画面に「新しい試験の予約」を選択し、AWS ソリューションアーキテクト・アソシエイト試験(SAA)の試験日程を決めます。
言語を選ぶ
AWS ソリューションアーキテクト・アソシエイト試験(SAA)は日本語、英語、韓国語、中国語(簡体字)の中から言語を選ぶことが可能です。
試験会場を検索する
試験会場の検索画面が出ます。
「国」「タイムゾーン」「市/郵便番号」「希望する月」を選んで受験する場所を検索しましょう。
受験日を決定する
入力した情報を基にした試験会場が表示されます。
試験会場をクリックし、受験日時を決めます。
支払い
受験費用の支払いを終えれば、申し込みが完了します。
AWS ソリューションアーキテクト・アソシエイト試験(SAA)合格に向けた対策&勉強方法①サンプル問題を解く
まずは、公式サイトにあるサンプル問題を解いてみてください。
自分の理解度をチェックし、どんな知識を勉強すれば良いかの指標を探し出しましょう。
AWS ソリューションアーキテクト・アソシエイト試験(SAA)合格に向けた対策&勉強方法②トレーニングを受ける
AWSが開催している3日間のトレーニングも試験対策には最適です。
コースタイプ
コースタイプは「クラスルーム」か「デジタル」を選べます。
トレーニング時間
時間は「クラスルーム」で4時間、「デジタル」で2時間となっています。
詳しくは公式サイトをチェックしてください。
AWS ソリューションアーキテクト・アソシエイト試験(SAA)合格に向けた対策&勉強方法③書籍を利用する
SAA試験の対策ができる書籍を購入し、勉強するのも良いでしょう。
資格対策の書籍を使えば、試験内容を網羅することができます。
ネットの試し読みなどを利用し、自分に合いそうな書籍を購入すると良いでしょう。
体系的に学べる書籍がおすすめです。
AWS ソリューションアーキテクト・アソシエイト試験(SAA)合格に向けた対策&勉強方法④動画で学習する
Udemyのような動画で学べるサイトを利用するのもありです。
こちらは日本語で学習することができる上、割引セール時に購入すればコストを抑えることができます。
AWS ソリューションアーキテクト・アソシエイト試験(SAA)合格に向けた対策&勉強方法⑤模擬試験を受ける
模擬試験を受験し、問題の傾向を掴むのは合格への近道といえます。
問題をキャプチャ(スクリーンショット)し、何度も解くと問題を解く力がつきます。
一度だけの学習で、SAA試験に必要な全ての知識を得ることは難しいです。
どの勉強方法を取り入れるにしても、反復学習は必須。
何度も問題を解くことが、SAA試験に合格するために大切なポイントです。
まとめ
AWS ソリューションアーキテクト・アソシエイト試験(SAA)について、細かな点も含め解説しましたが、気になる疑問を解決に導くことができたでしょうか。
AWS ソリューションアーキテクト・アソシエイト試験(SAA)を突破すれば、AWSを使ったクラウド環境の設計・構築などをおこなえる証明となります。
AWS ソリューションアーキテクト・アソシエイト試験(SAA)は求められる知識があれば、合格することができる試験。
「上位何%のみ合格」などということはありません。
純粋に自身の知識・スキルレベルで合格するかが決まります。
そのため、きちんと対策を練りつつ勉強すれば資格取得を目指すことは十分可能です。
- AWSを扱える証拠がほしい人
- SAAの資格を勉強して更に知識・スキルを極めたい人
そういった人はぜひAWS ソリューションアーキテクト・アソシエイト試験(SAA)に挑戦してみてください。