Asanaの特徴や評判、使い方を徹底解説!Slackと連携やBacklog、Wrikeとの比較もチェックしよう!
Asana(アサナ)というワークマネジメントツールをご存じでしょうか。
エンジニアを含め開発チームで動く時はタスク管理ツールの導入が必要不可欠です。
世の中には様々なタスク管理ツールがあります。
今回はその中の1つ「Asana」について解説しましょう。Asanaは世界規模で人気を博しているツールの1つです。
様々なチームが採用し、仕事の管理がスムーズになったという実績があります。
- Asanaがどんなものか知りたい
- 使いやすいタスク管理ツールを探している
- 直感的に動かせるものが良い
- 仕事の管理や調整がしやすいものが良い
こういったプロジェクト管理に悩みを抱えている人にぴったりなツール・Asana。
この記事では、Asanaの特徴や使い方だけでなく、「Backlog」や「Wrike」など他の管理ツールとの違いについても紹介しています。
「Slack」と連携できるかどうかについても述べていますので、Asanaについて深く知りたい人はぜひご覧ください。
Asanaとは
Asanaとはどういったものなのか、基本情報についてお伝えします。
Asanaとは、195カ国に数百万人のユーザーを抱えるワークマネジメントツールです。
プロジェクト管理、タスク管理ツールとして使用することができます。
名称
Asanaという名称はヨガのポーズからつけられました。
「落ち着いて安定した心身で仕事をしたい」という気持ちが詰まっています。
Facebookが始まり
Facebookの創業メンバーの1人であるDustin Moskovitz氏はエンジニアたちを統括していた人物でした。
Facebookが成長するにつれ、エンジニアたちのタスク管理が難しくなっていっているという課題に突き当たりました。
そして、Facebookの社内ツールとして開発したのが「Asana」の始まりです。
これがFacebook社内で人気を得たことからDustin Moskovitz氏は社外の人にもこのツールを提供したいと思い独立。
2008年、元エンジニアであるJustin Rosenstein氏とともに「Asana」を立ち上げました。
Asanaの基本情報
WebベースのSaaSです。
プロジェクト管理、タスク管理に時間を割くことなく、本来の業務に集中できるような工夫が詰まっています。
チームメンバーの状況を共有したり、リミット厳守・目標達成に向け綿密な計画を立てることが可能です。
Asanaの詳しい特徴については「Asanaの特徴」で述べます。
Asanaの特徴
世界各国に多くの愛用ユーザーを有するAsana。
この項目では、ユーザーに選ばれる理由であるAsanaの特徴についてお伝えします。
タスク管理画面のレイアウトを選べる
Asanaのレイアウトは「リスト形式」か「カンバン形式」かを選ぶことができます。
「リスト形式」はタスクリストが縦一列に表示されており、完了したらチェックボタンを押すというもの。
「カンバン形式」は「新規リクエスト」「実行中」「完了」というタスクが横一列に表示される形式です。
タスクが完了したら、ドラッグ&ドロップで「完了」に移動させましょう。
操作性抜群
メニュー欄もわかりやすく、直感的に動かすことができます。
ガイドもしっかりしており、使いこなすまで時間がかかることはないでしょう。
マルチデバイス対応
Asanaはマルチデバイスに対応しています。
パソコンはもちろん、iPhoneやAndroidなどでもスマートフォンアプリでAsanaを利用することが可能です。
日本語にも対応している
日本語に対応しているので、プロフィール言語を日本語に設定することができます。
現時点では、英語や日本語の他にフランス語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語といった言語に対応しています。
業務に集中できる
Asana1つでプロジェクトやタスクの管理が可能なので、情報が明確になります。
そのため、作業効率を高めることができます。
多数のアプリと連携が可能
Asanaは100以上ものメールやファイルアプリと連携することができます。Asanaを起動するだけで必要なアプリを使うことができるので非常に便利です。
Asanaの注意点
Asanaには無料で使用することができるプラン(Basic)があるのですが、このプランには「同時に使うメンバーは15人まで」という制限があります。
Asanaの便利な機能
Asanaで使用することができる便利な機能についてご紹介します。
オートメンション
「オートメンション」を使用すれば、作業の簡略化が実現します。
ルール設定さえ構築すれば、あとは自動でルーチンタスクを作成できます。
ボード
進行中のタスクなのか、完了したタスクなのかを確認することができる機能です。
タイムライン
ガントチャートとも呼ばれる機能です。
横軸で日付が表示されるのでタスクとその期限を確認することができます。
フォーム
「フォーム」は、プロジェクトに対するリクエスト(タスク)を提出する機能です。
ポートフォリオ
プロジェクトの進捗をリアルタイムで知ることができます。
また、複数のプロジェクトの参加している人も1つの画面でそれぞれの状況をわかりやすく知ることが可能です。
他メンバーに対して、自分の進捗状況をすぐに共有できます。
ワークロード
「ワークロード」を使えば、プロジェクトチームメンバーの仕事量を一目でチェック可能です。
仕事量が多すぎると思われるメンバーの負担を減らしたり、他メンバーのフォローに回ったりすることが容易にできます。
仕事量過多によるバーンアウト防止に役立つのです。
タスクの割り当てを変更したり、スケジュールを再び調整したりはドラッグ&ドロップのみで完了。
目標期限を超過してしまう芽を早めに摘むことができます。
Asanaのプラン
Asanaにはプロジェクトの規模に応じた4つのプランが用意されています。
その4つとは「Basic(基本プラン)」「Premium」「Business」「Enterprise」。
それぞれ料金やできることに差があります。次項目からはプラン別の内容を見てみましょう。
Asanaのプラン①Basic(基本プラン)
料金
無料で使用することができます。
できること
タスク
リストビュー
ボードビュー
カレンダービュー
担当者と期日
15 人までのチームメイトとコラボレーション
お気に入りのアプリと連携 – 詳しく見る
引用URL:https://asana.com/ja/pricing
基本プランにはこれらの機能が備わっています。
ポイント
Asanaのテスト運用をしたい人や個人、少人数のチーム向けのプランです。
15人まで同時に使用することができます。
個人的なタスクやToDoを管理したい人には最適です。
Asanaのプラン②Premium
料金
1475円/月。
年間払いにすると1ヶ月あたり1200円で使用することができます。
できること
タイムライン
高度な検索とレポート
カスタムフィールド
フォーム
ルール
マイルストーン
Jira Cloud との連携 – 新機能
管理者コンソール
非公開チームとプロジェクト
引用URL:https://asana.com/ja/pricing
Basicプランの機能に加え、上記の機能を仕様することができます。
ポイント
タイムラインやフォームなど、プロジェクトを円滑に進めるために必要な機能が詰まったプランです。
15人以上のプロジェクトチームであればこのプランを検討するのが良いでしょう。
無料トライアルも用意されています。
Asanaのプラン③Business
料金
3300円/月。
年間払いにすると1ヶ月あたり2700円で使用することができます。
できること
Premium のすべてに加えて:
ポートフォリオ
ワークロード
カスタムルールビルダー
承認リクエスト – 新機能
校正
カスタムフィールドのロック
Tableau、Salesforce、Adobe Creative Cloud との高度な連携
引用URL:https://asana.com/ja/pricing
Businessプランを契約すれば、上記の機能が使えます。
ポイント
「Business」よりも高機能なプランです。
「ポートフォリオ」や「ワークロード」などの機能が使いたい人はこちらを。
Asanaのプラン④Enterprise
料金
このプランはセールスチームに問い合わせる必要があります。
できること
Business のすべてに加えて:
SAML
ユーザープロビジョニング機能 (SCIM)
データのエクスポートと削除
ネイティブ連携をブロック
カスタムブランディング
優先サポート
引用URL:https://asana.com/ja/pricing
「Enterprise」という名称に相応しい機能を多数搭載しています。
ポイント
大企業や複雑な業務をおこなっている企業などに最適なプランです。
より強固なセキュリティを求めている人にも。
AsanaとSlackは連携できる?
Asanaが100以上のアプリと連携できることは先に説明したとおりです。
その中でもSlackとの連携ができるか気になる人もいるのではないでしょうか。
Slackとは
SlackはAsanaと比較される機会が多いツール。
Slackはチームメンバーとリアルタイムでメッセージのやり取りができることやシンプルでわかりやすいコミュニケーションを取れることが魅力のツールです。
AsanaとSlackの連携
どちらを使用するか迷う人もいるかもしれませんが、実はAsanaとSlackは連携することが可能です。
早急に伝達することについてはSlackを、プロジェクト管理はAsanaを使うことで、プロジェクト管理がよりスムーズに進行させられます。
連携のやり方
AsanaとSlackそれぞれのアカウント登録をして、「Asana for slack」をインストールすれば連携することができます。
AsanaとBacklogの比較
この項目では、AsanaとBacklogとの違いについてご紹介します。
プロジェクト管理ツールとしてAsanaとBacklogは度々比較されることが多いツールです。
Backlogとは
Asanaと同じく、ガントチャート機能が使用できるプロジェクト管理ツールです。
シンプルなデザインが特徴。
無料プランの条件
Asanaの無料プラン(Basic)は15人までが同時に使用可能です。
対するBacklogの無料プラン(フリープラン)は1プロジェクト10人までとなっています。
料金
Backlog最低利用料金である「スタータープラン」でも毎月2400円かかります(30日間の無料お試しあり)。
圧倒的にAsanaが安く使用することが可能です。
AsanaとWrikeの比較
Backlogとの違いがわかったところで、次はWrikeとの違いについてです。
Wrikeとは
Wrikeとは、チームメンバーとタスクの優先順位や進捗管理を共有できるタスク管理ツールです。
カスタマイズ性
Wrikeは決まった構造を使用してプロジェクトを管理するものです。
一方Asanaはプロジェクトごとに最適な構造やレイアウトでプロジェクトを管理できるという違いがあります。
レポート条件の設定
Asanaのレポートはカスタマイズできますが、Wrikeの場合は自動的にレポート条件が設定されてしまいます。
複数プロジェクトを繋げられるかどうか
Asanaであれば、別プロジェクト同士の仕事も繋げることが可能です。
Asanaの評判・口コミ
Asanaは「ANA」や「SoftBank」、「NIKKEI」など世界各国7万以上もの企業で使用されている信頼のおけるツールです。
そんなAsanaの評判・口コミの一部をご紹介しましょう。
この半年は、組織のデザインに時間を使ってきましたが、そこには Asana があり、組織が上手く機能するためのライフラインになっています。
樋口 一裕 氏
プロダクトマネージャー
引用URL:https://asana.com/ja/case-study/cyberagent
上記はサイバーエージェントのプロダクトマネージャー・樋口氏の評価です。
他には「タスク管理やガントチャートの見やすさ」「ストレスフリーなUIの良さ」を評価する声。
また「指定ユーザーに通知する機能やタスクの日付設定でアラート連絡が来るようにできること」についての高評価などの口コミが多数ありました。
しかし、良い評判だけではありません。
「タスク1つに対して複数の人をアサインすることができない」点などを改善してほしいという声も挙がっています。
Asanaの使い方①登録
ここからは、Asanaの使い方について詳しく解説していきます。
まずは登録方法からです。
サインアップする
Asanaの公式サイトにアクセスし、とメールアドレスを入力しましょう。
「無料で試す」をクリックし、先へ進みます。
プロフィールを登録する
登録が済んだら、次はプロフィールを入力していきます。
チーム名を入力する
プロフィール登録後、チーム名を入力しましょう。
プロジェクト名が決定していれば、プロジェクト名も登録してください。
プロジェクトチームメンバーを招待する
メンバーの招待はあとでもできますが、この時点でメンバーがわかっていれば相手のメールアドレスを入力しAsanaへ招待しましょう。
プロジェクト形式を選ぶ
「リスト形式」か「カンバン形式」かを選びます。
これで登録は完了です。
なお、登録した直後はフリープランとなっています。
Asanaの使い方②プロジェクトを新しく作る
メニューから「プロジェクト」を選択してください。
オプションやテンプレートがずらりと出て来ますので、合うものを選びましょう。
自分でプロジェクトをカスタマイズしたい時は「空のプロジェクト」オプションを選んでください。
プロジェクト名、プロジェクトの追加先チーム、レイアウト、プライバシー設定などをおこないます。
そこまでおこなったら、プロジェクトの権限範囲を定めましょう。
Asanaの使い方③新しくタスクを作成する
新たにタスクを作成したい時は、まずメインウインドウで既存タスクを選んでください。
そしてそのまま「ENTER」キーを押せば、新しいタスクが作成されます。任意のタスク名を入力しましょう。
この他の詳しい使い方についてはAsanaのガイドで確認してみてください。
まとめ
Asanaについて紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
簡単で使いやすく、そしてあらゆる仕事を管理できるツール・Asana。
- 今回の記事を機に、Asanaに興味が湧いた人
- Asanaが気になっていた人
- 他ツールにストレスを感じている人
そんな人はぜひ、Asanaを導入して使い勝手を体感してみることをおすすめします。