プログラマー研修の内容や期間・身につくスキルを解説!
昨今では、各業界・企業ともに優秀なプログラマーの確保に苦労しているという声をよく聞きます。
だからといって様々なプログラミング言語を理解し、プログラマーとして仕事をこなせるようになるためにはかなりの時間を要します。
それでも時間は有限なので“効率的にプログラミング言語を習得してしまいたい”というのが本音ではないでしょうか。
そこで今回の記事では、効率的にプログラマーになるために受けるべきプログラマ研修の内容や期間をご説明します。
さらには身に付けておくべきスキルやプログラミング未経験者が意識しておくべきこと、研修についていけない時の対処法なども詳しく解説していきます。
プログラマ研修を受ける目的を具体的にする
プログラマ研修といっても様々な種類があり、それらはその目的によって変わってきます。
プログラマ研修が1つのプログラミング言語の理解だけで終わるということはありません。
スキルや知識が実務レベルに到達するためには様々なプログラミング言語・ビジネスマナー・ITリテラシーなどを身に付けなければなりません。
これらを全て独学・独力でこなすことはハードルがあまりにも高く、挫折の原因となってしまいます。
そこで、挫折しないためにも事前にプログラマ研修を受ける目的を先ず具体的にしておきましょう。
仮にWEB系プログラマーを目指す場合と、ゲーム系プログラマーを目指す場合では学ぶべき知識が違ってきます。
あなたが目指す将来の姿をなるべく具体的にしてから、受けるべきプログラマ研修を選択して下さい。
プログラマ研修の内容(入門編・基礎編・実践編)
いよいよ実際のプログラマ研修の内容を解説していきます。
先にも述べたように、プログラマ研修の目的は様々なプログラムの種類に対応したものを選択することになります。
例えていうならオンラインのゲームの開発に関わった場合、ゲームとWEB系のプログラミングスキルが必要です。
この場合、何か1つのプログラミング言語やスキルでプロジェクトが完結するのではなく、プログラマーには様々な要求に応えられることが要求されます。
そのためプログラマ研修の時点で一つ一つのプログラミングを確実に取得することが大事といえるでしょう。
それではプログラマ研修の主だったものを見ていきます。
新入社員・ITリテラシー研修(入門編)
新卒の新入社員や中途採用・未経験者など、これからプログラマーとして実務をこなすため、あるいは1人の社会人として必要なビジネスマナーなどを身につける研修です。
新人研修ではビジネスマナー以外にプログラミングは勿論のこと、ソフトウェアやハードウェアの仕組みを理解することに時間を割いてくれる企業もあります。
プログラマ研修(基礎編)
新入社員研修でビジネスマナーやITリテラシーを身に付けたら、プログラミングにおいての開発の全体的なフローを学んでいきます。
プログラマーとして様々なプロジェクトで実務をこなすためには、JavaやPHPなどの基礎的なプログラミング言語の文法を理解しなければなりません。
プロジェクトチームではシステムエンジニアやサーバーエンジニアなど、様々なメンバーとタスクを共有し作業を進めていくことになるでしょう。
それらに対応するため、Java・PHP・C#・Python などプロジェクトに適したプログラミング言語を選んで学んでいきます。
プロジェクト形式の研修(実践編)
ITリテラシーを身に付け、基礎的なプログラマ研修を終えるといよいよ実践的な研修が始まります。
学んだプログラミング言語を活用してシステムの構築を行い、さらにはアプリケーションの開発にも携わることになるでしょう。
実際にプログラミングチームを作り、設計仕様書などを見ながらプログラミングチームを組んで作業を行い、単体のテストから結合テストまでを行う場合もあります。
プログラマ研修の内容(応用編)
プログラマーが受けるべき研修内容には未経験者・経験者に限らず、受講者のレベルや目的にそくしたものを選択することが大事になってきます。
企業内研修ならまだしも、仕事をしながら外部のプログラミングスクールの講座を受ける場合などは、その研修に割くことのできる時間と資金の確保も必要になってきます。
プログラマーとしてのスキルアップや未経験に関わらず、限られた時間や資金で研修を受ける場合はその内容の選択は慎重に行って下さい。
ここではより実践的で様々なニーズに応えるための応用的な研修をまとめています。
WEB系プログラマー研修
WEB系プログラマーに適した研修のため、Java・PHP・XML・Perl などのプログラミング言語を使用します。
データベースの知識や見やすいUI(ユーザーインターフェース)の構築なども学ばなければなりません。
組み込み系(エンベデッド)プログラマー研修
白物家電・デジカメ・自動車・携帯電話などの機械に組み込まれたプログラミングを学びます。
C++・C・アセンブラ言語などを使用し、電気回路図や機械自体を理解する知識やスキルまでを把握しましょう。
汎用機系プログラマー研修
企業の核となるシステムや専用のOSに用いられるホストコンピューターを用いて開発するため、信頼と安全が求められます。
他のコンピューターとは互換性が殆んどなく、金融機関などで用いられることが多いため金融リテラシーも必要といえるでしょう。
オープン系プログラマー研修
Windows・UNIX・Linux など複数のコンピューターで構築されたシステムにおいてオープンソースが用いられています。
Java・C++・C などのプログラミング言語を使用。
インフラエンジニア研修
ネットワークを快適に使用するためシステムを構築するエンジニアを目指します。
インフラエンジニアにキャリアアップするには、活用するプログラミング言語の習得は勿論のこと、インフラの開発運用に関する知識も要求されます。
データベースエンジニア研修
データベースエンジニアは Oracle・Microsoft SQL Serverなどのデータベースの設計・開発・運用・管理などの総合的な業務を行うエンジニアを目指します。
企業の情報システムを支える専門的な技術者としてのスキルと知識を必要です。
システムエンジニア研修
システムエンジニアはプログラマーの上位職にあたるため、様々な知識とスキルが要求されます。
コンピューターシステムの設計・製造・テストまでを網羅するため、他の研修よりも長期間に渡る研修が行われます。
これらのようにプログラマーは知識とスキルが収入に直結するということです。
そのため様々な研修を受けている間にそれらを実務で行っていることをイメージしながら学ぶことが理想とされます。
プログラマ研修の期間
プログラマ研修の期間は短いもので数日、最長でも6ヶ月位が主な研修期間となります。
その中でもプログラマ研修の期間が1ヶ月から3ヶ月という場合が一番多いです。
研修期間は身に付けたいプログラミング言語の難易度によって習得時間にばらつきがあり、それらの要因で決められています。
中には未経験者歓迎と記載しているにも関わらず、プログラマ研修のことは触れられていない業者も見受けられるのも事実。
未経験のプログラマーを短期間の研修で送り込んでしまい、クレームが出れば次々と人を変えて送り込むような業者もあります。
このような業者には関わらないよう気をつけて下さい。
なので、最低でもプログラマ研修を1ヶ月以上する業者を選ぶようにしましょう。
プログラマ研修の内容は大事ですが、期間にも充分注意して検討してみて下さい。
プログラマ研修で身につく3つのスキル
プログラマ研修を受た際に身につくスキルとは結局なんなのでしょうか。
プログラマー・社会人として本当に身に付けておくべきスキルを解説していきます。
【スキル1】ITリテラシーとビジネスマナー
基礎的なITリテラシーとビジネスマナーを身に付けることは非常に大切です。
いったん出向先などの現場に出てしまえば、基礎的なITリテラシーやビジネスマナーを上司や同僚には質問しにくくなります。
そのようなことにならないよう、プログラミング以前の社会人としてのマナー等は研修の期間を利用してしっかり身に付けておくべきです。
【スキル2】様々なプログラミング言語の習得
プログラマーとしてプロジェクトに関わるには様々な言語の理解が必要になってきます。
これらを独学で行うことはほぼ不可能に近いことです。
独学がほぼ不可能な理由を3つあげてみます。
理由1. 覚えることが多すぎる
理由2. 無料の教材を使用しても続かない
理由3. テキストを購入しても理解が全然進まず挫折
プログラマーになる、あるいはプログラマーとしてのスキルアップを決意することは大切です。
それでも何らかの理由により途中でやめてしまってはそれまで学習に要した時間が無駄になってしまいます。
そのためプログラマ研修を受け、学ぶべきプログラミング言語を効果的に学んで行くことが大事です。
【スキル3】エラーへの自己解決力
プログラミングをしていく上でどうしても避けて通れないのが、エラーへの対処。
研修中は質問することもできますが、いずれはエラーが表示されても何らかのかたちで自己解決する力が必要です。
未経験の時期は何もわからなくても仕方がありません。
しかしプログラマ研修を通してエラーへの自己解決力を養うことも大事なスキルとなってきます。
プログラマ研修前に大事な9つのポイント
プログラマーの未経験者や経験者がスキルアップをはかるべく研修を受ける際、事前に注意してほしい9つのポイントを整理しておきます。
後悔しないためにも是非ご覧下さい。
ポイント1:ブログラマ研修を受ける目的
先にも触れておりますが、プログラマ研修を受ける目的は具体的にしておきましょう。
目的を具体的にすることがあなたのなりたいプログラマーへのスタートとなりますので、時間を割いて事前の確認を怠らないで下さい。
ポイント2:目的にマッチしたプログラミング言語の選択
学ぶべきプログラミング言語の選択を誤ると大きな時間の損失となります。
効果的にプロジェクトで使用するプログラミング言語を取得するためにも、選択には慎重になって下さい。
【実例】
●WEBサイト制作:HTML・CSS・Bootstrap
●アプリケーション開発:Ruby・Ruby on Rails
●サーバーサイド:PHP・Git・AWS
●機械学習(AI):Python
上記以外にもプログラミング言語の種類は多岐に渡っています。
ご自身で調べて目的にマッチしたプログラミング言語を事前に確認しておいて下さい。
ポイント3:資金と割ける時間を確保する
社内研修とご自身で外部のスクールなどを選び研修を受ける場合では違ってきますが、必要な資金と割ける時間は余裕を持って事前に確保して下さい。
寝る間も惜しんでカリキュラムや宿題に励むこともあるかと思われます。
しかし長期間の研修や年齢を重ねている場合はそこまで無理をしていては効率が悪くなります。
取得したいプログラミング言語の難易度によって理解に必要な時間は変わってきますので、事前の無料相談などを利用して割くべき時間の目安は明確にしておいて下さい。
ポイント4:オンラインかオフラインの選択
本業があってスキマ時間にプログラミングを学ぶ場合、オフラインのスクールが近くにあれば構いません。
しかし、通う時間と交通費のことも考えると、オンラインのスクールに通うことも選択肢に入ります。
どちらが自分の生活スタイルに合っているのか、今一度考えてみて下さい。
ポイント5:サポートの内容
企業内での研修の場合は大人数でカリキュラムが進んでいくこともあり、理解しきれないことを質問しづらい場合があります。
その際、講義後に講師へ質問することができる環境なのかが大事になってくるでしょう。
またはスキマ時間にオンラインのスクールを活用する場合、本業がお休みの週末や平日の夜に講座を受ける時間が集中します。
それらの時間帯に質問できる環境があるのかを事前に確認しておくことは必須です。
ポイント6:研修のレベル
企業内での研修の場合、受講者のプログラミングスキルのレベルが様々な場合が多くなります。
その場合講師はプログラミングスキルの低い者にその講座内容を合わせなければなりません。
このようにスキルの低い者に合わせた講義内容ではある程度レベルの高い受講者は手持ち無沙汰になってしまいます。
その反面、講座内容のレベルを上げてしまってはそれ以下のレベルの人が取り残されてしまう問題が起きてしまうということです。
ベースとなる講座の内容の他に、上級者には他のカリキュラムを用意するなど、レベルに合った講座内容を提供してくれる研修なのかを事前に確認して下さい。
ポイント7:カリキュラムの進捗状況がわかる
オンラインスクールの講座では、カリキュラムにその進捗状況がひと目で分かるよう表示してくれている場合があります。
最終カリキュラムの位置や期限を常に意識できるので、期間内での作業時間を逆算できるメリットがあるとも捉えられるでしょう。
その上、これまでのカリキュラムの理解度を試すためのテストがその都度用意されている場合があります。
このテストのおかげで今までで理解できていないポイントを早い段階で把握することもできるかもしれません。
ポイント8:スクールや講師の実績
優秀な現役のプログラマーだからだといって講師として素晴らしいとは限りません。
それでも講師は勿論のこと、卒業生やスクールの実績も事前にチェックしておいて下さい。
事前の無料体験などを活用して、在校生の体験談や研修の感想などを聞ける機会があれば積極的に話しかけてみて下さい。
ポイント9:助成金の利用
厚生省は事業主に向けて「人材開発支援助成金」という制度を設けてています。
この助成金制度はプログラマ研修を行う際の講師への謝礼や会場を借りる場合の施設使用料などが支給対象です。
4類型ある助成メニューの1つを下記に引用しておきます。
I 特定訓練コース
・職業能力開発促進センター等が実施する在職者訓練(高度職業訓練)、事業分野別指針に定められた事項に関する訓練 、
専門実践教育訓練または特定一般訓練、生産性向上人材育成支援センターが実施する訓練等
・採用5年以内で、 35 歳未満の若年労働者への訓練
・熟練技能者の指導力強化、技能承継のための訓練、認定職業訓練
・海外関連業務に従事する人材育成のための訓練
・厚生労働大臣の認定を受けたOJT付き訓練
・直近2年間に継続して正規雇用の経験のない中高年齢新規雇用者等( 45 歳以上)を対象とした OJT 付き訓練
出典元:厚生労働省|人材開発支援助成金
他の3つの類型が気になる方は厚生省のホームページでご確認下さい。
支給を受けるには指定の条件を満たす必要がありますが、検討する価値は充分にあります。
プログラマ研修で未経験者が意識して学ぶべき3つのポイント
プログラマ研修で大事なこととは具体的にどういったことなのでしょうか?
プログラミング未経験者が研修の際に意識すべきポイントを3つにまとめておきます。
ポイント1:貪欲にスキルと知識を習得
特に企業内での研修の場合、期間内は研修に集中することができます。
このような機会は研修期間だけになりますので、予習と復習を怠らず大事な時間を効率的に時間配分し、有意義な研修期間を過ごして下さい。
企業が独自に研修を行っている場合は、本当に必要な知識とスキルしか教えてくれません。
それらを研修期間内にきっちり理解していなければ、上司に冷たい態度をとられたり、自腹で外部の研修を受け直す羽目になります。
これでは精神的だけでなく金銭的なダメージも大きくなってしまうでしょう。
そればかりか会社での居場所がなくなり、仕事を辞めなければいけないという最悪の状況に追い込まれる場合もあります。
そのような状況を回避するためにも研修期間はしっかりと講座に集中して下さい。
ポイント2:集中力とマインド
様々なプログラミング言語の難易度が異なる上、理解にはどうしても個人差が生じてしまいます。
そのように理解が遅れた場合、周りの目が気になり大変な思いをすることもあります。
その後、プロジェクト形式の研修を終えれば実務に関わることになり、設計仕様書を見ながらシステムを構築していくことになるでしょう。
しかし、時間がかかっても基礎からしっかり理解していくことでその作業は段々楽になっていくものです。
はじめのうちはエラーが出ることは当たり前だと思って、そのことでいちいち心を揺さぶられないよう作業を続けて下さい。
諦めることなく、心が折れることのないよう、集中して淡々と作業に集中して下さい。
ポイント3:完成形のイメージ
ただカリキュラムを暗雲にこなしているだけでは研修内容が身に入りません。
具体的なプロジェクト構築の完成形をイメージするためにも、講師である先輩プログラマーを参考にして下さい。
それらロールモデルがあることにより、将来のなりたいあなたをイメージしやすくなります。
苦労してシステムを構築し初めてカタチになった時の感動は忘れがたいもの。
早い段階で完成形をイメージし、その完成形との相違点を探り、徐々に完成形に近づけていくことを日々淡々と繰り返すことが大事です。
プログラマ研修についていけなくなる4つの理由
プログラマーを目指す人の約9割が研修についていけなくなり諦めてしまいます。
その理由は3つあります。
せっかく受けることができたプログラマ研修をものにするためにも、下記の4つの理由に当てはまらないよう気をつけて下さい。
理由1:カリキュラムの理解に時間がかかり過ぎる
未経験者がプログラミングを学ぶ際、カリキュラムの理解に時間がかかるのはしょうがないことです。
その上、複数あるプログラミング言語の難易度はそれぞれ異なり、理解に要する時間も大幅に変わってきます。
基礎的な研修段階で触れる、HTML・CSS・javascript・PHPなどはそれぞれ数時間みっちり研修を受けることである程度理解できるでしょう。
しかし、C#やjava などのプログラミング言語に至っては、じっくり時間をかけ学ぶ必要があります。
どちらにしろ、複数のプログラミング言語を取得することになるため事前にかかる時間をおおまかにでも把握しておくことが必要です。
理由2:エラーの理由がわからない
プログラミング学習においてエラーは避けて通ることはできず、エラーの連続に耐えられず研修についていけなくなる場合が多いです。
メジャーなプログラミング言語であれば検索して自己解決することもできます。
しかし、そうでない場合はなかなか検索にヒットしない場合も。
似たようなエラーでも解決すべき方策が若干異なる場合もあり、結局その理由がわからず先に進めなくなるのはストレスにもなります。
いずれは自己解決する力が求められますので、講師の方の助けを借りられる研修期間内になるべく沢山のエラーを経験しておいて下さい。
理由3:質問できる環境がない
独学の際エラーが連続で発生しても質問できる環境を作れない場合は注意が必要になります。
研修を受けている場合でも、エラーにいちいち時間を割かれていては期間内にカリキュラムをこなすこともできなくなってしまうかもしれません。
そのため質問できる環境をなるべく多く作っておくことが大事になってきます。
理由4:モチベーションが維持できない
独学者に非常に多いのがモチベーション維持の問題になります。
研修を受けている者でも、エラーの連続にうんざりしてしまい、カリキュラムが思うように進まずやる気が失せてしまうことがあるでしょう。
自分で解決できず質問すべきことが多くなり過ぎて、モチベーションが低下してしまうケースも多いです。
プログラマ研修についていけない場合の3つの対処法
せっかくプログラマ研修を受けていても理解に苦しみ講座についていけなくなるのは辛いことです。
プログラマ研修についていけなくなった場合にとるべき3つの対処法をまとめておきます。
対処法1:質問できる環境作り
プログラマ研修の際、講師に質問できる環境が一番大切になってきます。
講師に講座内では質問しにくくても、それ以外の時間を利用して質問できる環境があることが、カリキュラムを効率的に進める大事な要因になります。
オフラインでの研修では話しかけやすい講師であるか、オンラインでの研修では専用のチャットなどで講座以外の時間でも質問できるのかが重要です。
対処法2:質問できる仲間作り
最近ではプログラマー・エンジニア向けのQ&Aサイトもあり、回答率が90%以上もあるサイトなどもあるので利用してみて下さい。
SNSにはプログラマー・エンジニア向けのグループなどがあり、オフ会なども開催されています。
これらに参加して、ネット上だけでなくリアルな繋がりも作って質問できる仲間を沢山作って下さい。
対処法3:マンツーマンの研修
資金に余裕があれば、目的を明確にし期限を決めてマンツーマンでの研修を受けることも効果的です。
その際は事前の相談や質問にも対応してくれ、無料体験レッスンなどのある業者を選んで下さい。
プログラマ研修のメリットとデメリット
プログラマ研修を受けることがメリットばかりということはありません。
メリットがあればデメリットもありますので、デメリットはなるべく問題ない範囲で収まるようにしておくことが大事です。
プログラマ研修のメリット
それではプログラマ研修を受ける上でのメリットからみていきます。
- 給与を得ながら学ぶことができる
企業内で提供してくれる研修であれば、給料をもらいながら研修を受けることができます。
自己資金が必要ない上にプログラミングスキルが身に付くことは大きなメリットになりま
す。
- 履歴書に記載できる
企業内研修を受けているということは、採用された上で研修を受けていることになり履歴書に記載しても何の問題もありません。
スキルの習得だけを目的に研修後直ぐ退社というのは問題がありますが、そう考えている場合はある程度会社に貢献してからにしておいて下さい。
- 効果的に学び学習時間の短縮ができる
ここまでお読み頂いているあなたは、独学でプログラミングを学ぶ厳しさが充分わかっているはずです。
プログラマ研修によってある程度自分を追い込み、期間を決めて効果的に学ぶことが何より時間の短縮になります。
- ロールモデルをイメージしやすい
一番身近な講師は現役のプログラマーです。
なので、あなたが目指すプログラマーもイメージしやすいはずです。
カリキュラムに集中し講師からなるべく沢山のスキルを身に付け将来の理想のあなたに結びつけて下さい。
- エラー解決のために質問ができる
お金を払っているからといって、講師に何でも闇雲に質問するのではいつまでたっても自分の力になりません。
エラーが出た場合はなるべく自分でも解決を試み、試した作業を明確にしてから講師に質問し相手が具体的に答えやすいようにしておきます。
講師への質問には最低限のマナーを守った上でするようにして下さい。
プログラマ研修のデメリット
プログラマ研修を受ける上でのメリットに続きデメリットもみていきます。
- 研修費用がかかる
企業内研修なら研修費用の問題はクリアされます。
しかし、個人で外部の研修を受けたい場合はその研修費用は自己負担になってしまいます。
研修によってプログラミングスキルが身に付けば、かかった研修費用の元は直ぐとれるでしょう。
しかし、充分な研修費用の捻出とともに快適に作業できるPCの準備や時間の確保など、学習環境を整えることも大事になってきます。
- 大人数の研修だと質問しにくい
大きな企業内でのプログラマ研修の場合、広い会場で大人数での研修という場合があります。
それだけでなく、参加人数が多すぎて会場内の席に座ることもできない場合も。
このような状態での研修では、”そんなことも分からないのか” と思われるのが嫌でなかなか質問できない場合が多くあります。
まとめ
いかがだったでしょうか。
プログラミング言語には様々な種類があるように、その目的も多様化・複雑化しています。
複数のプログラミング言語を操りプロジェクトを進行させていくプログラマーになることは大変なことです。
しかしプログラマーになるには具体的に何をどのように進めていくべきか、ここまでお読みになっておわかり頂けたと思います。
目的を具体的にする
必要なプログラミング言語を調べる
質問できる人を作る
質問できる仲間を作る
困った時はQ&Aサイトを活用する
エラーの連続にいちいち動じない
作業は集中して淡々と進める
これらを意識してプログラマ研修を受講し、1日も早くスキルと知識を身に付け優れたプログラマーとしてご活躍下さい。