Trello(トレロ)の使い方を徹底解説!料金やプラン体系、活用事例もチェックしよう!ユーザーからの評判はどう?
Trelloというタスク管理ツールをご存じでしょうか。
ポストイット(カード)を貼り付けるイメージでタスク管理ができる使い勝手の良いツールです。
今回は、そんなTrelloについての詳細を徹底的に紹介します。
Trelloの基本情報はもちろん、Trelloの特徴や料金プラン、活用事例。
そしてユーザーの口コミや使い方など、Trelloを使い始める前に知っておきたい情報が満載です。
現在他のタスク管理ツールを使っているものの、Trelloが気になっているという人もいるでしょう。
この記事でTrelloについての知識を深めてテスト運用するかどうかを決める検討材料にして頂けると幸いです。
Trello(トレロ)の概要
まずはじめに、Trelloの基本情報を解説していきます。
Trelloとは
Trelloとは、トヨタが活用していたカンバン形式を手本に作られたタスク管理ツールです。
タスク(付箋)をボード(掲示板)に貼り付けて表示します。
運営
元々はFog Creek Softwareが開発したツールでしたが、現在はアトラシアンが運営しています。
対応デバイス
Webアプリケーションなので、ブラウザでの閲覧が可能。
スマートフォンアプリも公開されており、iPhoneやAndroidなどのデバイスからも使用することができます。
3つの要素
Trelloは「ボード(Board)」「リスト(List)」「カード(Card)」という3つの要素からできているツールです。
それぞれの機能や使い方については後述します。
様々なシーンで活用されているツール
Trelloはソフトウェア開発シーンだけでなく、不動産や学校掲示板、授業プランなど様々なところで活用されているツールです。
それだけ多彩な使い方ができる、使い勝手の良いツールといえるでしょう。
「Google」や「NATIONAL GEOGRAPHIC」、「KICKSTARTER」など有名企業も採用しています。
Trello(トレロ)の機能
ここでは、Trelloの機能の詳細をご紹介します。
ボード(Board)
掲示板のような存在です。
このボードにプロジェクトで必要となるタスクを並べていきます。
スマートフォンアプリも用意されているので、iPhone、Androidからもタスクをチェックしたり更新したりがスムーズにおこなえます。
リスト(List)
ToDoやToday、Tasksなど色んな種類があります。
「未着手」「着手」「確認待ち」「完了」など、現在タスクがどの位置にあるかステータス(進捗)を一目で確認することが可能です。
カード(Card)
タスクを書き込む付箋のような機能です。
テキストだけでなく、画像や添付ファイルを挿入することができます。
他にもタグ機能やチェックリスト機能も備えていて便利に使うことができます。
Trello(トレロ)の特徴
直感的な作業画面
非常にシンプルな画面構成となっており、初めて使う人でも迷うことなく使うことができます。
ドラッグ&ドロップ
カードを別のリストに動かしたい時はどうすれば良いのでしょうか。
たとえば「着手中」にあったカードを「完了」に動かしたい時には、ドラッグ&ドロップするだけで動かすことができます。
カードをクリックしてリスト変更を編集するなどの面倒な動作は必要ありません。
これがTrelloの目玉機能といっても過言ではないでしょう。
スッキリとしたデザイン
画面も操作もシンプルですが、デザインもとてもシンプルでスッキリとしています。
色々な機能があるタスク管理ツールも良いですが、あくまでタスクを管理することに重きを置きたいならTrelloがベスト。
余計な情報が視界に紛れ込んでこないので、目的のタスクを迷わず見つけ出すことができます。
色んな情報を入力可能
ここがTrelloの良いところです。
シンプルな作りでありつつ、カードの中には様々な情報を入れ込むことができます。
タスクの期限を入力できることはもちろん、画像などのファイルを添付したり、ラベルを設定したり。
チェックリストやメンバー担当者のアサインなどの詳細な項目を設定することができます。
色んな管理方法ができる
「Trello(トレロ)の活用事例」で詳しく紹介しますが、Trelloは様々な使い方ができるツールです。
進捗別に管理しても良いですし、担当者別に管理することもできます。
プロジェクトチームメンバー全体でタスクを共有する場合、プロジェクトやメンバーによって最適なタスク表記は違ってきます。
Trelloなら、オーダーメイドのタスク管理画面を作り出すことが可能です。
Trello(トレロ)の料金・プラン体系
ここでは、Trelloの料金プランについてご紹介します。
Trelloには3つの料金プランがあります。
- 無料
- Business Class
- Enterprise
それぞれ料金の違いと使える機能が異なってきます。
次の項目からは、そんな3つの料金プランを詳しくみていきましょう。
Trello(トレロ)の料金・プラン体系①無料
料金
名前のとおり、無料で使えるプランです。
機能
プライベートボードやカード、リストは無制限で使うことが可能です。
ただし、1つのボードにつきアプリを連携させるのは1件まで。
添付ファイルのサイズ
10MBまでファイルを添付することができます。
チームボードの数
チームボードの数は10件までと制約があります。
ポイント
基本的な機能は付属しているので、試しに使ってみたい人や少人数でプロジェクト管理をしたい人にはうってつけのプランです。
Trello(トレロ)の料金・プラン体系②Business Class
料金
1ユーザーあたり月9.99ドルからとなっています。
機能
無料プランで使える機能にプラスして下記の機能が使えます(下記に記載しているのは使える機能の一部です)。
- プライオリティサポート
- 背景などのカスタマイズ
- アプリ連携が無制限
- 位置情報を追加する
- カードの繰り返し
- 高度な管理者権限
添付ファイルのサイズ
250MBまでファイルを添付することができます。
チームボードの数
無料プランと違って、チームボードの作成数は無制限です。
ポイント
無料プランよりも痒いところに手が届く機能がついています。
チームボードの数が無制限になるのは有り難いポイントです。
Trello(トレロ)の料金・プラン体系③Enterprise
料金
月20.83ドルで使用可能なプランです。
機能
Business Classで使える機能にプラスして、「SAML IdPによるシングルサインオン」「公開ボードの管理」などの機能が追加されます。
添付ファイルのサイズ
添付ファイルの容量はBusiness Classと同じく250MBです。
チームボードの数
無制限に使えます。
ポイント
100人以上の大規模プロジェクトチーム、企業向けのプランとなっています。
より頑丈なセキュリティを求める人には最適です。
Trello(トレロ)の活用事例
Trelloの機能や料金プランを理解したところで、実際にTrelloをどう使えば良いのか、活用事例を元にお伝えします。
進捗別に管理する
ベーシックな使い方です。「未着手」「着手中」「完了」などのリスト分けをして使います。
担当者別に管理する
リストを担当者名にして管理する方法です。それぞれどれくらいの仕事量を抱えているのか明確に把握することができます。
Trello(トレロ)に対するユーザーの評判
この項目では、Trelloに対するユーザーの口コミをご紹介します。
- カジュアルで使いやすい
- スマートフォンからは使いにくい
- UIが優れており直感的に扱うことができる
- カスタマイズ性が高い
- 仕事シーンだけでなくプライベートシーンでも使える
- 日本語が変な箇所がある
- 動作がスムーズ
- ユーザーごとの支払いになるので有料プランはコストが不安
- カード式でファイルを添付できるのが使いやすい
- カード内の文章記述方法がもっとバラエティ豊かになってほしい
ユーザーからは良い評価・悪い評価どちらも上がっています。
悪い評価として上がっているのは「日本語の翻訳」「スマートフォンからの操作性」などが多いです。
Trello自体の操作性が悪いということはないので、タスク管理ツールとしては良い評価が多いといえます。
Trello(トレロ)の始め方
公式サイトにアクセスする
公式サイトにアクセスし、右上の「アカウントを作成」ボタンをクリックします。
メールアドレス入力orGoogleアカウントを入力
アカウントを作成するために、メールアドレスを入力します。
入力したら、「続行」を押しましょう。
Googleアカウントで登録することも可能です。
Googleアカウントでログインした場合、Googleカレンダーとの連携ができます。
名前とパスワードを入力する
メールアドレスで登録する場合は、名前とパスワードの入力欄が出てくるので、任意の名前とパスワードを入力の上「アカウントを作成」ボタンをクリックしてください。
チュートリアルが表示される
チュートリアルが表示されます。
「ボード名」「リスト名」「カード名」「カードの詳細」などを入力し、「もう完璧ですね!さらにボードを作成しましょう」を押下します。
メールを確認する
登録メールアドレス宛てに確認メールが届きます。
メール内の「メールアドレスを確認」ボタンを押せば、登録完了です。
Trello(トレロ)の使い方①リストのカードを並べ替えたい
リストの中にあるカードを並べ替えたいと思ったら、並べ替えたいカードをドラッグしてください。
そして、並べ替えたい場所にドロップすれば良いだけと非常に簡単に並び替えができます。
Trello(トレロ)の使い方②背景を変更したい
ボードの背景を変更するのは簡単です。
ボードメニューを表示する
右上にある「ボードメニュー」をクリックします。
背景を変更をクリックする
「背景を変更」を押下し、「写真」「色」から好きなものを選びましょう。
Trello(トレロ)の使い方③ボード・リスト・カードのアーカイブ
ボード
画面右上にある「ボードメニュー」から「もっとみる」を選択し、「ボードをアーカイブ」をクリックしてください。
リスト
リストの右上にある「…」をクリックし、「このリストをアーカイブ」を押します。
カード
カードの右端にある鉛筆マークをクリックし、「アーカイブ」を選べばアーカイブ完了です。
鉛筆マークを押さなくても、詳細画面から「アーカイブ」を選ぶことができます。
Trello(トレロ)の使い方③アドオン
「Power-up」を使えば、アドオンを追加することが可能です。
カレンダービューやカスタムフィールド。
GoogleドライブやGitHub、SlackにTwitterなど外部連携もできます。
様々な「Power-up」があり、何を使うか迷ってしまうかも。
無料プランの場合は1つのボードにつき「Power-up」は1つしか使えない点には注意が必要です。
Trello(トレロ)の使い方④チーム作成
チームでTrelloを使いたい人はこちらを参考にしてください。
ホーム画面からチームを作成する
「ホーム」にある「+チームを作成」ボタンをクリックします。
チームの登録
「チーム名」「チームタイプ」「チームの説明(任意)」を入力して登録します。
メンバーを追加する
チームメンバーのメールアドレスを入力します。
なお、メールアドレス数に制限はありません。
後でメンバーを招待することもできます。
後でメンバーを招待する場合
チームのホーム画面から「メンバー」タブをクリックしましょう。
そこからチームメンバーのメールアドレスを入力してチームに招待することが可能です。
Trello(トレロ)のアカウントを削除するには
もし自分やプロジェクトメンバーには合わなかったなどの理由から、アカウントを削除することになった時に参考にしてください。
プロフィールと公開範囲を押下
アカウントアイコン(画面右上)をクリックして、「プロフィールと公開範囲」を選びます。
「設定」を選ぶ
アカウント画面から「設定」タブを選んでクリックし、一番下に表示される「アカウントを完全に削除する」を押せばアカウントの削除が完了です。
なお、一度アカウントを削除してしまうと、復元することはできないのでご注意ください。
まとめ
Trelloについて、様々な情報をご提供しましたがいかがだったでしょうか。
Trelloの使い勝手の良さは口コミからわかるとおりです。
やらなければならないタスクを効率良く消化するためには、タスク管理ツールの使いやすさは大切なポイントとなります。
今以上に作業効率をアップさせたいと思っている人は、一度Trelloを試しに使ってみることをおすすめします。
自分だけで完結するタスクを持つこともできるし、他プロジェクトチームメンバーとボードを共有することもできるTrello。
無料プランでも色んな機能が使えることが魅力です。この記事を読んだのをキッカケに、ぜひ導入することを考えてみてはどうでしょうか。