使いやすいJSONエディタで効率UP

データの読み書きに便利な形式、JSON。

複数の情報を同時に扱おうといったときなどに活躍するデータ形式です。

JavaScriptとの相性も良く、使い勝手の良さから幅広いシーンで活躍しています。

そんなJSONですが、ファイルの中身をチェック・編集する際に使える「エディタ」もしくは「JSONビューワー」がリリースされています。

使いやすく、見やすいエディタ・ビューワーを手に入れられれば、JSON関連の作業工程の効率が間違いなく向上するでしょう。

しかし、JSONを扱うことのできるエディタやビューワーの種類は非常に豊富です。

JSON専用としてメジャーなものもあれば、プログラマー用エディタとして有名でJSONにも対応しているものも数多く存在しています。


対応OSもチェックしつつオススメJSONエディタを紹介

今回の記事では、そんなJSONのエディタ(ビューワー)に注目。

JSON関連の作業効率を上昇させる「おすすめのJSONエディタ」をピックアップして1つずつ簡単に紹介していきます。

対応OSについても触れてあるため、Mac・Windows・Linuxどのユーザーの方でも安心です。

また、JSONeditやVisual Studio Codeなど比較的メジャーで人気も高いエディタについてもしっかりと触れていきます。

そして「JSON Schema」に関連するアプリケーションやソフトウェア情報もチェック。

JSONを扱いやすいエディタを見つけ、作業効率を更に向上させていきましょう。


JSONエディタの選び方

さて、実際におすすめのエディタやビューワーをチェックしていく前にJSONエディタの「選び方・探し方」を解説します。

プログラミングをする際に使用するエディタでは、補完機能やプラグインなどが基準です。

JSONエディタに関しては一体何を基準にすれば良いのでしょうか。


UIなどがシンプルであること

JSONエディタで重要なのは「シンプルであること」です。

中身をチェックする際に、余計な情報などが多く表示されているものだと気が散ってしまうかもしれません。

集中してJSONファイルを確認できること、そしてサクサクと軽量に動作することなどのメリットを得るためには、シンプルさが大切といえます。


テキスト形式とノード形式両方に対応している

そしてもう1つ重要なのが「テキスト形式」と「ノード形式」の両方でファイル表示・編集ができるというポイント。

JSONのテキスト形式は、慣れていない人からすると分かりにくい書き方です。

ノード形式であればデータの意味まで一目で理解しやすいためテキスト形式・ノード形式の両方に対応していることは重要だといえるでしょう。

また、ノード形式の状態で編集できれば、データ追加などで起こり得るミスを未然に防ぐことができるかもしれません。


おすすめJSONエディタ1:「Visual Studio Code」

それでは、実際におすすめのJsonエディタを紹介していきます。

1つ目に紹介するのは「VSCode」でおなじみの「Visual Studio Code」です。


対応OS・概要

Windows・Mac両OSに対応しているほか、Linuxでも使用可能です。

Microsoftが開発・リリースしているソースコードエディタであるVSCodeは、プログラミング用途で用いられることが多いです。

しかし、JSONエディタとしても力を発揮してくれます。


エラーを見つけやすい

Visual Studio CodeでJSONを扱うことで、どういったメリットが得られるのでしょうか。

まず挙げられるのが「構文エラー」を見つけやすいというポイントです。

ダブルクォーテーション(”)の付け忘れや、カッコ(})のミスなどを編集画面で表示してくれます。

JSONファイルを編集しながらエラーをチェックできるため「ミスを未然に防げる」エディタだといえるでしょう。


高速な検索・置換処理

VSCodeは、他のエディタと比較して「一括置換処理」が非常に高速(軽量)です。

何か膨大なJSONファイルで、該当する部分を「一括置換」しなければならない際、他のエディタではロクに動かない可能性も考えられます。

しかし、VSCodeであれば難なく処理できる可能性があるため、置換処理をする必要がある際には、VSCodeを試してみる価値があるといえるでしょう。


豊富な対応言語

VSCodeは、JSON以外にも多岐にわたるプログラミング言語に対応しています。

  • Java
  • Python
  • PHP
  • C#
  • C++
  • …etc

上記は一例で、他の言語にも対応しています。

今回はJSON用エディタとしてVSCodeを紹介しましたが、このエディタはプログラミングをする際にも非常に便利で使いやすいエディタです。

JSONだけでなく、プログラミングをする機会も多いという方は、VSCodeがJSON以外にも役に立つことでしょう。

インストーラがダウンロードできる公式サイトはこちらです。

Visual Studio Code公式サイト


おすすめJSONエディタ2:JSONedit

続いて紹介するJSONエディタは「JSONedit」です。


対応OS・概要

JSONeditが対応しているOSはWindowsで、Mac等では使用できません。

非常にシンプルなJSONビューワー兼エディタです。


テキスト形式・ノード形式どちらでも編集可能

JSONeditは、記事冒頭で「JSONエディタの選び方」として紹介したポイントの1つ「テキスト形式・ノード形式両対応」しているエディタです。

視覚的に分かりやすくJSONファイルの中身を確認・編集できるため、JSON初心者の方でも安心して取り扱うことができるでしょう。


シンプルで洗練されたUI

JSONeditの画面デザインは非常にシンプルです。

余計なものが一切表示されておらず、初めて使う方でも「なんとなく」操作して使いこなすことができるでしょう。


ダウンロードすれば即使用可能(インストール不要)

JSONeditは、インストール作業が必要ありません。

公式サイトからzipファイルをダウンロードして展開すれば、すぐに使うことができます。

インストールは案外面倒な作業ですから、その工程をスキップできるのは地味ながら確かなメリットだといえるでしょう。

ダウンロードできる公式サイトはこちらになります。

JSONedit

ページ下部までスクロールしてダウンロードしましょう。 


おすすめJSONエディタ3:notepad++

3つ目に紹介するJSONエディタは「notepad++」です。


対応OS・概要

notepad++は、Windowsソフトで、MacやLinuxでは使用できません。

JSON専用のエディタというわけではなく、プログラマー向けのテキストエディタ。

軽快な動作軽快な動作をウリにしているエディタです。


プラグインを導入すればノード・テキスト両形式を扱える

notepad++は、豊富なプラグインが提供されています。

その中から「JSON Viewer」や「JSTool」を導入することで、ノード形式でもテキスト形式でもJSONファイルを閲覧・編集できるようになります。


対応言語が豊富

また、notepad++はJSON以外の用途、つまりプログラミングでも活躍します。

対応言語が豊富で動作も軽快であるため、気持ちよくコーディングして開発が行えるでしょう。

対応言語の一例は以下の通りです。

  • C++
  • Java
  • Perl
  • PHP
  • Ruby
  • JavaScript
  • …etc

上記は一例であり、30種類以上のプログラミング言語に対応しています。

VSCode同様、JSONだけでなくプログラミングをするエンジニアの方にとって嬉しい要素でしょう。


おすすめJSONエディタ4:Power JSON Editor

続いて紹介するJSONエディタは「Power JSON Editor」です。


対応OS・概要

Power JSON EditorはMac専用アプリケーションで、WindowsやLinuxでは使用できません。

「MacらしいUI」が特徴的で、Macを普段から愛用されているエンジニアの方であれば違和感なく扱える画面デザインになっています。

ファイル周りはもちろん、JSON編集についてもMacらしさが溢れるUIは嬉しく感じる方も多いでしょう。


有料アプリである

一点注意しなければならないとすれば、有料アプリであるということ。

App Storeにて「¥1,220」で販売されています。


テキスト形式・ノード形式に対応

こちらのJSONエディタも、先ほど紹介した「JSONedit」同様「テキスト形式・ノード形式」どちらにも対応しています。

カラムが分けられ、テキストビューと同時にノードビューをチェックすることも可能。

当然ですが、片方を編集すればもう片方にも即座に反映されます。

Power JSON Editor – App Store

上記App Storeリンクからチェックしてみてください。


おすすめJSONエディタ5:JSON Editor Online

続いて紹介するのは「JSON Online Editor」です。


対応OS・概要

さて、こちらのJSONエディタは「JSON Editor Online」という名前から分かる通りオンライン上でJSONを操作するWebエディタです。

そのため、インターネット環境さえあればOSを問わず動作します。

裏を返せば「インターネット環境がなければ使えない」と言い換えることもできるかもしれません。


テキスト形式・ノード形式に対応

JSON Editor Onlineは、先ほどまで紹介していたJSONエディタ同様「テキスト・ノード」どちらの形式にも対応しています。

オンライン上でJSONを操作できるため、わざわざソフトをインストールするほどではない方や「ちょっとだけチェックしたい」という方にオススメできるでしょう。

画面レイアウトもシンプルであるため、視覚的にもJSONファイルの中身が分かりやすいオンラインエディタです。

JSON Editor Online

上記リンクから、JSON Editor Onlineを試してみることができます。


JSON Schemaを扱う場合

JSONには「JSON Schema(JSONスキーマ)」が存在しています。

JSON Schemaを扱う場合には、今回紹介してきたエディタたち以上に役立つJSON Schema生成ソフトウェア・ライブラリが存在しています。

たとえばWebブラウザ上で実行できる「JSON Schema Generator」。

またはWindows用ソフトウェアとして販売されている「JSON Schema Editor」などが挙げられるでしょう。

例えば、JSON Schema Generatorは項目ごとにバリデーションの設定を実行できます。

非常に見やすいため、視覚的に実行できるでしょう。

他にもNode.jsのライブラリやPythonのライブラリ、Visual Studioで使えるプラグインなど、環境に応じて様々なものが存在しています。

JSON Schemaを扱う場合は上記のソフトウェアやプラグイン・ライブラリなどを使用することで、より快適に操作ができるかもしれません。


JSONを快適に確認・編集できるエディタで開発する

さて、今回の記事では「JSONのエディタ」を紹介してきました。

様々なソフトウェアやアプリケーションが存在しているJSONエディタですが、今回ピックアップしたものは特に使いやすくおすすめです。

JSONを操作しやすいエディタやビューワーを見つけられれば、間違いなく作業や開発の効率が良くなるはずです。

ぜひJSONを巧みに扱えるエンジニアを目指している方、業務上JSONに触れる機会の多いエンジニアの方は、エディタを探してみてください。

今回ピックアップしたものの中から試してみてもいいですし、自分で新しく発掘してみるのも選択肢の1つです。

開発効率を向上させて、より時間を賢く使えるような、そして何よりも快適に楽しみながら開発が行えるような環境を整えていきましょう。


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