Webプログラミング言語の中でも人気の高いJavaScript

Webサイトは常に進化を続けています。

昨今は「動的なWebサイト」つまり動きのあるWebサイトが当たり前のものになり始めているといえるでしょう。

ユーザーアカウントごとに表示する内容が違ったり、視覚的な効果をもたらしたりと、ますます便利で快適なWebページが開発されています。

このような「動的なWebサイト」を作るためには、HTMLなどを用いたマークアップのみならずWebプログラミングをしなければなりません。

JavaScriptやPHPといった言語が主流で、どちらも高い人気を獲得し世界中で親しまれているプログラミング言語です。


進化を続けるJavaScript

JavaScriptは、常に進化を続けているプログラミング言語です。

様々なライブラリやフレームワークが積極的に開発され、数多くのものが存在しています。

特に代表的なのがこちらの3つでしょう。

  • jQuerry
  • Node.js
  • React.js

簡単に1つずつチェックしてみます。


jQuerry

jQuerryはJavaScriptをもっと手軽に扱うことを実現しているライブラリです。

様々な機能が実装されているにも関わらず軽量。

ファイルを読み込むだけで実装でき、短いコードでHTMLやCSSを操作することができます。

また、ブラウザを問わないというのも大きな魅力の1つでしょう。


Node.js

もともとJavaScriptはクライアントサイド(フロントエンド)で使用するプログラミング言語です。

しかし、そんなJavaScriptをサーバーサイドで使おうというのが「Node.js」。

クライアントサイドからサーバーサイド、どちらもJavaScriptで書けてしまうという大きな利点を持っています。

スケーラブルなネットワークを作成できることや、リアルタイムWebへの強さも特徴です。


React.js

React.jsは、ユーザーインターフェースを作る上で非常に便利なライブラリです。

JSXを採用してシンプルなコンポーネントを実現しています。

Facebookが開発しているというのも特徴の1つ。


JavaScriptの本に注目

今回は、Webプログラミング言語の中でもとりわけ高い人気を集めているJavaScriptの本に注目していきます。

書店などへ足を運んだ際、JavaScriptの本が数多く並べられている光景を目にされた経験をお持ちの方も少なくないでしょう。

この記事では、JavaScriptを学習する上で「初級者」にオススメの「入門書」はもちろん、上級者にオススメのハイレベルな参考書についても注目。

レベル別にオススメの本に注目しながら、それぞれの本の評価や口コミまで一挙にチェックしていきましょう。


初級者に大切なポイント

それでは早速、初級者から順番にレベル別JavaScript学習にオススメできる本を紹介いたします。

初級者や入門者の方が本を選ぶ際に大切にしたいポイントは「この本であれば挫折しないかどうか」です。

プログラミングについて知識を持っていない方が参考書などを読むと、難しい言い回しや知らない単語に戸惑ってしまうことが少なくありません。

「JavaScriptの難しさ」ではなく「本の書き方による難しさ」に挫折してしまう可能性も考えられます。

そのため「文章の読みやすさ」「図解やイラストによって視覚的に分かりやすいもの」などを重視するのも大切です。

せっかく勉強する意欲を持っていても、本の難しさによって挫折してしまっては意味がありません。

今回は「入門書」というだけでなく「分かりやすく勉強しやすい」本をピックアップしました。


初級者向け:確かな力が身につくJavaScript「超」入門 (確かな力が身につく「超」入門シリーズ)

最初に紹介するのは「確かな力が身につくJavaScript「超」入門」です。


入門書として最適

数々のサンプルが掲載されているため、JavaScriptを頭で学ぶだけでなく、実際に体感しながら学習することができるでしょう。

手を動かしながら学習するのに最適な本で、入門書として解説なども分かりやすくまとまっています

また、参考書・技術書としては珍しくカラー刷り。

読んでいて楽しく、取っ付きやすい本です。


ネット上の評価や口コミ

さて、こちらの本は主にJavaScript初心者の方たちから高い評価を得ています。

「超」入門書としておすすめできるという声や、理解しやすく情報がまとめられているというレビューが見られました。

ただし、「jQuerry」に関しては一部しか扱われていないので注意してください。

この本だけでjQuerryについても本格的に勉強できるわけではありません。

とはいえJavaScriptの入門書としては非常に優秀な良書であることに疑いの余地はないでしょう。


初級者向け:スラスラわかるJavaScript

続いても初級者向けのおすすめ本になります。

「スラスラわかるJavaScript」です。


短めのサンプルやイラストが初心者に嬉しい入門書

こちらの本も入門書として優れている参考書です。

サンプルが短くまとめられているため、プログラミング初心者の方特有の「拒否反応」を起こしにくいよう工夫されています。

イラスト・図解も豊富で、視覚から分かりやすく学習することができるでしょう。

要所要所でチェックテストがあるため、自分の理解度をしっかりと振り返ることも可能です。

解説の文章なども読みやすく、独特な小難しい表現などに戸惑ってしまうなどといった事態も避けられます。


ネット上の評価や口コミ

「例文」と「イラスト」で構成されているのが分かりやすかったという声が見られました。

HTMLとCSSについて触れてからJavaScriptの学習に入っていくという構成を評価している方もいらっしゃいます。

また、先ほど紹介した「確かな力が身につくJavaScript「超」入門」の「次の本」として非常に良かったという声も見られます。

予算的に問題のない方は「JavaScript「超」入門」を学習した後に、こちらの「スラスラわかるJavaScript」を購入・学習されてみてはいかがでしょうか。


中級者〜上級者向けタイトルについて

ここからは、中級者〜上級者の方にオススメの書籍を紹介していきます。

「既にJavaScriptの知識・スキルをある程度持っている方」にとっては、入門書では新しく得られる知識が限りなく少ないでしょう。

とはいえ、適当に選ぶと上級者向けの非常に難しい内容や、知識を網羅している前提で書かれている書籍に遭遇してしまう可能性も否定できません。

そのため「更にJavaScriptのスキルを実践的に伸ばす」ことを重要視した本を紹介いたします。

また「既に現場でJavaScriptを扱っている」方にも有益な本をピックアップしました。


中級者向け:Webサイト制作者のための JavaScript入門講座

中級者向けの書籍としてピックアップしたのは「ブレイクスルーJavaScript」になります。


重要なことがピックアップされている

JavaScriptにおいて重要なことがピックアップされている参考書です。

「初心者」が対象ではなくある程度JavaScript(プログラミング)の基礎がある人が対象にされています。

サンプルを作成しながら学べるため、実際に手を動かしながら、JavaScriptの書き方を実習していくことができるでしょう。


ネット上の評価や口コミ

こちらの本については、JavaScript入門を卒業した「脱初心者」の方に向いている本といった旨の評価が目立ちます。

「中級者向き」というレビュー・評価なども目立っているほか、読みやすさについても評価を受けていました。

実際の現場で使える内容が書かれていることも、高評価の要因かもしれません。


中・上級者向け:初めてのJavaScript 第3版 ―ES2015以降の最新ウェブ開発

続いては中級の方はもちろん、上級者の方にもおすすめできる書籍になります。

オライリー ・ジャパンが出版する「初めてのJavaScript 第3版 ―ES2015以降の最新ウェブ開発」です。


「初めての」でも中・上級者がしっかり学べる

こちらの本は「初めてのJavaScript」と、明らかに入門者向けのような名前を冠しています。

しかし、実際の内容は非常に濃く、ボリュームも満点。

エンジニアが辞書代わりに扱えるほどの情報が詰まっており、JavaScriptについてしっかりと学習することが可能です。

例題などはシンプルなものも多いため、手を動かしながら学ぶこともできるでしょう。


ネット上の評価や口コミ

「初めての」というタイトルであるものの、実際の内容が濃いこと、全くの初心者には少し難易度が高い本であることを語っている方が多くいらっしゃいます。

また、非常に読みやすく基本のおさらいができる本といった評価も。

JavaScriptに関する知識を固め、自分のものにするために便利な本だといえるかもしれません。


上級者向け:Effective JavaScript

続いては上級者の方にオススメ「Effective JavaScript」になります。


JavaScriptエンジニアとして更にスキルを伸ばすために役立つ本

既にJavaScriptについて知識をお持ちの方が、更に効率的なコードを書きたい場合。

よりシンプル、より綺麗なコードを書きたいという場合などに役立つ内容が掲載されている本になります。

現役の開発者の方を対象に書かれているので、既に現場でJavaScriptエンジニアとして活躍されている方でも吸収できる内容が収録されている可能性は高いでしょう。

チーム開発においてのヒントも書かれているため、個人のみならず「チーム」で開発に携わっている方、もしくはチームそのものにもおすすめできる一冊です。


ネット上の評価や口コミ

こちらの本は「JavaScriptで失敗しないため」に役立つ本、危ないポイントを教えてくれる本といった評価を受けています。

また、JavaScriptを現場で使っていて「自分の中で抜けていた部分」を認識できたという方もいらっしゃるようです。

「既にJavaScriptをマスターしたかな」と感じられている方は、一度こちらの本に目を通してみてもいいかもしれませんね。


上級者向け: JavaScriptエンジニア養成読本

最後に紹介する本は「JavaScriptエンジニア養成読本」になります。


より実践的な内容を学ぶ

JavaScriptエンジニア養成読本は、より実践的な現場で使える知識を得られるJavaScript参考書です。

「JavaScriptを用いた開発」についてなど、開発現場で役に立つ知識、重要な知識を学べるでしょう。

現場でよく使われるJavaScriptのツール、ライブラリ、フレームワークについてもチェックできます。


ネット上の評価や口コミ

JavaScriptを用いた「開発の全体像」について学ぶことができるという口コミが見られます。

フロントエンジニアの参考になるだろうという声も見られます。

単純に「JavaScript」という言語について学習するだけでなく「開発」について学ぶことができるので、より実践的な現場で活かせる知識を得られるでしょう。


JavaScriptはこれからも重要な言語

今回の記事では、JavaScriptについて学習できる書籍を紹介してきました。

初心者の方はもちろん、中・上級者の方であっても自分が新しく学べる参考書・技術書というものは必ず存在するはずです。

初心者の方は「取っ付きやすく、挫折せず解説やサンプルが分かりやすい本」をチョイスすることが重要です。

実際に手を動かしながら学べば、習得スピードも比較的早くなるでしょう。

中・上級者の方は「自分に不足している知識・スキル」を得られる本を選択しましょう。

また、自分が抜けている部分について再認識できたり新しく理解を深めたりすることができれば、更にJavaScriptを扱うエンジニアとしてレベルアップできるはずです。

JavaScriptは、これからもWebプログラミングという分野で活躍していくことが予想されます。

初心者の方はもちろん、中・上級者の方もJavaScriptの学習を継続して行うことが大切です。

Web業界を引っ張っていけるようなエンジニアを目指していきましょう。