IoTエンジニアになるには?仕事内容や年収を解説!未経験から目指す方法と将来性も紹介
こんにちは!
toiroフリーランス編集部です。
IoTの普及を支える、IoTエンジニア。
IoTとは、あらゆるモノがネットワークとつながることをいい、将来的に社会インフラに欠かせない技術として認知されつつあります。
今回は、今注目度の高いIoTエンジニアになるために仕事内容・IoTエンジニアの年収を解説します。
IoTエンジニアとして仕事をする上で必要なスキルと役立つ資格をチェックしていきましょう。
また、未経験からIoTエンジニアを目指す方法とIoTエンジニアの将来性についてもご紹介していきます。
IoTとは?
日本では、就労人口の減少や人手不足という現状のなか、多様化する消費者のニーズに対応した商品やサービスを提供するのは難しくなっています。
そこで今注目されているのが、「IoTエンジニア」です。
そもそもIoTとは、Internet of Thingsの略で「モノのインターネット」となります。
すでに生活に密着したさまざまなことにIoTは活用され、自動車や家電だけでなく歯ブラシや靴に至るまで、生活をより便利にしてくれると急速にさまざまな分野から注目されています。
さらに、2020年からサービスが開始される5Gが開始することによりIoTは、より身近な存在になってくることが期待できます。
IoTエンジニアの仕事内容を解説
私たちの生活をより豊かに便利に変えてくれるIoTを普及させるために欠かせないのが、IoTエンジニアです。
IoTエンジニアとは、大まかにいうとIoT製品やIoT技術を利用したシステムの開発を行う技術者のことをいいます。
IoTエンジニアの仕事である、IoT開発ではネットワーク・組み込み・セキュリティなどさまざまなスキルを持つエンジニアたちが協力するため、担当する仕事により仕事内容は大きく異なるでしょう。
IoTエンジニアの仕事をする上で共通することは、デバイス・端末・ソフトウェア・ハードウェア・セキュリティー・OSなど、幅広い知見を持ち合わす必要があるということです。
IoTエンジニアは専門的な技術と知識を担い、さまざまな視点からアイデアを発信し、ソフトウェア開発・デバイス設計・ネットワーク構築を行います。
IoTエンジニアの需要
IoTは生活の利便性を上げるだけでなく、ビジネスの面においてもコストダウン・業務効率化の観点から注目されています。
今後、人工知能(AI)・仮想現実(VR)・拡張現実(AR)など最新技術に対応すべく人材が求められていますが、その中でも、多くの業界でIoTエンジニアの需要が高まっています。
ですが日本のIT人材不足は深刻化が進み、業界では「2020年問題」として認知されている通り、IoTエンジニアも不足しているのです。
IoT機器はますます増加している状況の中、IoT開発ができる人が少ないのが現状。アメリカと比較して日本は、まだあまりIoTが浸透していません。
今後も急速に需要の高まりが期待できるIoTエンジニアは、あらゆる企業で需要が高まっているといえます。
IoTエンジニアが活躍する業界
あらゆる分野での活躍が期待される、IoTエンジニア。
現在、IoTエンジニアが活躍する業界には、製造業・農業・サービス業・医療系と幅広い分野で活用されています。
例えばIoTの活用により、製造業なら遠隔操作・自動制御、農業なら農産物の生育の過程のデータを収集し効率的かつ安定した生産が可能になります。
IoTエンジニアという仕事は、効率化・生産効率アップなどの期待ができるビジネスモデルのあらゆる「モノ」に活用が期待できるため、活躍する業界の幅は広がりつつあります。
IoTエンジニアの年収
気になる年収ですが、経験・業種・職場により大きな差があるため、あまり平均的な数値は提示できませんが、全体的な相場で300万~700万といわれています。
IoTエンジニアは、需要の高まりも相まって他のエンジニアの平均水準よりも少し高い水準からスタートできる企業が多い傾向にあります。
現状、IoTエンジニアとして活躍している人材は少ないため、経験者・知識が多い人材であるなら1,000万の求人を探すことも可能です。
未経験からIoTエンジニアを目指す方法
結論からいって、未経験からIoTエンジニアを目指せます。
IoTエンジニアはまだ新しい分野のため経験・知識を問われますが、逆にいえば経験と知識さえ備わっていれば未経験でもIoTエンジニアとして活躍できる余地はあるでしょう。
未経験からIoTエンジニアを目指す方法として身に着けておきたい知識は以下になります。
ソフトウェア開発の知識
IoTエンジニアは、幅広い知識が必要となります。
未経験でソフトウェアに関する知識とソフトウェア開発に関する知識を身に着けたいなら、独学よりもプログラミングスクールに通い効率的に知識を身に着けるのが良いでしょう。
プログラミングスクールに通えば、スマホアプリやWEBサイトの作成方法を一から学ぶことができ、おのずとソフトウェアに関する知識も増えスキルアップにも繋がります。
未経験でもIoTは目指せますが、知識を深めスキルを習得することは必須です。
ソフトウェア開発の知識もしっかりと身に着け、プログラミングスキルの実務経験を重ねましょう。
ハードウェアの知識
プログラミングスクールに通ったとしても、ハードウェアの技術に関して学べるところは多くないため、ハードウェアの知識に関しては、実務で身に着けるのが一般的です。
ハードウェアの知識を養うことで、作成できるソフトウェアの幅を広げられます。
スマートフォンの知識
IoTは様々なモノとインターネットが繋がることを指しますが、スマートフォンと連動することが多いです。
例えばIoT家電の場合、自宅の家電とスマートフォンを連動させて、スマートフォンをリモコンとして扱います。
iPhoneやAndroidどちらも知識があるに越したことはないでしょう。
IoTエンジニアが求められるスキル
IoTエンジニアとして働く場合、知識だけでなくさまざまなスキルも必要です。
IoTエンジニアとして活躍するためには、どんなスキルが必要となるのかをチェックしていきましょう。
システム構成力
IoTエンジニアには、インターネットと繋がるあらゆるモノのセンサー側のハードウェア・ネットワーク・データ分析など、複数の要素から全体を見て設計する能力が必要です。
IoTエンジニアは、顧客のビジネスを理解するだけでなく、さまざまな角度からシステムを提案していくスキルが求められます。
企画推進・戦略立案の基礎などの知識が必要です。
組み込み系の知識
センサー側の組み込みソフトウェアについてのスキルも必要です。
一昔前では、アセンブラをマスターする必要もありましたが、近年ではLinuxベースのOSのC言語などの処理で事足りるようになってきています。
組み込み系では、小型制御装置・電子工学・センサー技術・IoTでのスマートフォン活用などに関する知識を養いましょう。
ネットワーク
IoTでは、リアルタイム性のある通信や情報を扱う場合、より高いネットワーク知識が求められます。
ネットワークに関しては、データ送信プロトコル・WAN・LANおよびPANに関する知識を理解しておくと良いでしょう。
セキュリティ対策
IoTに置いて重要なのが、セキュリティ対策に関する知識です。
社会インフラに使用されるケースも多く、ハッキングによる被害は極めて警戒しなければならない事柄となります。
セキュリティに関しては、暗号化・攻撃対策・認証技術・システムの監視・システムの運用に関する知識が必要です。
IoTが進歩すると同時にセキュリティの問題も増えていくことが予想されます。
人工知能・機械学習・ビッグデータ
IoTと合わせて実用されることも多い、人工知能(AI)・機械学習・ビッグデータに関するスキルも必要。
クラウド環境利用・分散処理システム利用・データベース・人工知能・機械学習に関して学び教養を深める必要があります。
コミュニケーション能力
IoTエンジニアは総合的な統括能力も必要となります。
プロジェクト内の技術者に対しマネジメント・マッチングを円滑にするためにも、コミュニケーション能力は欠かせません。
特に業務のデジタル化に伴い、あらゆる人材とスムーズな連携をとることは重視されてきます。
プロジェクトマネジメント・人材育成・企業間連携のスキルも磨き、多数の技術者同士の作業効率をアップさせるためにコミュニケーション能力も養いましょう。
IoTエンジニアに役立つ資格
スキルを磨くうえでIoTエンジニアにとって役立ち、保有すると良いとされる資格はさまざまなものがあります。
それぞれの資格をチェックしておきましょう。
IoT検定
IoTの知識やスキルを可視化し、IoTの普及に貢献することを目的とした検定です。
IoT検定では技術面だけでなく、IoTに関するさまざまな事柄、例えばサービス・マーケティング・ユーザビリティの視点も求められます。
IoTエンジニアとして、IoTを企画・開発・利用するために用いる知識の試験です。
IoTシステム技術検定試験
IoT技術者の育成を主とした検定になります。
IoTシステム技術検定試験は、基礎・中級・上級の3段階のレベルに分けられています。
IoTシステムの構築とIoTシステムの活用の技術知識を認定する試験です。
エンベデッドシステムスペシャリスト試験
情報処理技術者試験の一区分であるエンベデッドシステムスペシャリスト試験は、直接的にIoTエンジニアには関係ありません。
ですが、組み込み系のシステムの開発に関する高い知識や情報処理に関してのスペシャリストとして知識を計ることができます。
IoTエンジニア・組み込み系エンジニアとして知識を養いたい方は押さえておきたい資格です。
情報処理安全確保支援士試験
サイバーセキュリティに関して、知識・技能を活用し安全な情報システムを企業や組織に企画や開発や運用を支援する資格です。
セキュリティコンサルタントを目指している方だけでなく、IoTエンジニアにも、セキュリティー対策が求められるため注目しておきたい資格となります。
IoTエンジニアに将来性はあるのか?
今後も飛躍的な躍進が期待できるIoT。
IHSテクノロジーズの推定によれば、IoTに接続される機器は2020年に世界で約530億個へ増えると予測している。
参照:平成27年版 情報通信白書|ユビキタスからIoTへ|総務省
2015年時点では約150億個だったため、5年で3倍以上の数となっています。
膨大すぎて具体的には見え辛いと思いますが、数に応じてエンジニアの数も必要になると考えると、あらゆるモノとインターネットをつなぐIoTを支えるエンジニアに将来性は期待できるといえます。
将来的にIoTエンジニアは、日本の将来を担う重要な技術として確立されていくでしょう。
また、5Gが本格的に普及していけば更にIoTは加速していくことになります。
現状IoTエンジニアは人材不足
現状IoTエンジニアは、その高い技術・知識・スキルといったフルスタッグエンジニアとして即戦力の人物像を期待されている部分があります。
ただ、IoTエンジニアとして未経験であっても、技術スタックを一つでも持ち合わせていれば、IoT開発に携わるチャンスは幾らでもあるのです。
IoTエンジニアには将来性がある一方、今後IoTに何が求められるか・技術がどれだけ進歩するのか・日常生活にどれだけ浸透するのかは未知数でもあります。
即戦力を求められ人材不足であるIoTエンジニアは、仕事をしていく中で経験を積み、知識を養いキャリアを重ねていける分野であるため、共に多様な技術に対しての深い知見と自らの向上心があればチャレンジできる職種といえるのです。
生活を豊かにするIoT普及に欠かせないIoTエンジニア
これからの社会にIoTが普及するために、IoTエンジニアは欠かせない職業です。
ビジネスの観点からだけでなく、私たちの生活を便利に豊かに変えてくれるIoTを支えるIoTエンジニアは、将来性の高いやりがいのある仕事といえるでしょう。
IoTエンジニアは、さまざまな分野への期待や向上心や好奇心を携えている方に天職ともいえるのではないでしょうか。
IoTエンジニアによって、社会を大きく変えるような開発が起こるかもしれません。
私たちの生活に必要不可欠な社会インフラを構築する上で、IoTは今後欠かせない技術として発展していくでしょう。
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