
【2025年版】CSSフレームワークのおすすめ11選のと使い方を徹底比較!
こんにちは!
toiroフリーランス編集部です。
インターネットが私たちの生活に深く根づいている現代、SNSやネットバンキング、オンラインショッピング、音楽のサブスクリプションや動画配信など、さまざまなサービスがインターネットを通じて提供されていますよね。
これらのサービスを支えているのが、HTML、CSS、JavaScriptといったWeb技術です。
特に、Webページの見た目やレイアウトを担当する「CSS」は、ユーザー体験を大きく左右する重要な要素です。
しかし、ゼロから美しいデザインをつくり上げるのは、時間と労力がかかるもの。
そこで登場するのが「CSSフレームワーク」です。
CSSフレームワークとは?
CSSフレームワークとは、Webページのデザインやレイアウトを効率的に行うためのテンプレートやライブラリのことです。
あらかじめ定義されたCSSクラスやスタイルが含まれており、ゼロからCSSを記述する手間を省くことができます。
CSSフレームワークを使うと、共通のデザインパターンやレイアウトを簡単に適用できるので、開発時間を短縮でき、サイトやプロジェクト全体で一貫したデザインを保てるため、見た目がバラバラになりません。
レスポンシブデザインにも対応しているので、どんなデバイスでも見やすいサイトがつくれるのも便利ですね。
また、人気のあるフレームワークには大規模なコミュニティがあり、ドキュメントやサポートが充実しています。
CSSフレームワークを利用すれば、デザインや開発がぐっと楽になります!
CSSフレームワークのおすすめ11選
CSSフレームワークは、Web開発を効率化するための強力なツールです。
しかし、数多くの選択肢があるなかで、どれを選ぶべきか迷ってしまうことも。
今回は、おすすめのCSSフレームワークを11個ピックアップしました!
- Bootstrap5
- Tailwind CSS
- Bulma
- Foundation
- Materialize
- UIKit
- Semantic UI
- Pure.css
- Spectre.css
- Milligram
- Chakra UI
それぞれの特徴や使い方について詳しく解説していきますので、ぜひCSSフレームワーク選びにお役立てください!
Bootstrap 5:定番のフレームワークの魅力
Bootstrapは2011年にはじめてリリースされ、2021年にBootstrap 5(ブートストラップ ファイブ)が登場しました。
人気のある定番CSSフレームワークの一つで、レスポンシブデザインに対応しており、どんなデバイスでも美しいサイトを簡単に作成することができます。
Bootstrap 5の大きな特徴の一つは、jQueryの依存がなくなり、より軽量でモダンなフレームワークとなったことです。
グリッドシステムやフォーム、ナビゲーションバーなど、豊富なUIコンポーネントが揃っていることに加え、ドキュメントとチュートリアルも充実。
Web開発を学びたい初心者から、プロフェッショナルまで幅広いユーザーに支持されています。
Bootstrap 5のメリット・デメリット
<メリット>
- 広く使用されており、豊富なドキュメントとコミュニティサポートがある
- 事前にスタイルが整ったコンポーネントが多数用意されている
- レスポンシブデザインが簡単に実装できる
<デメリット>
- 完全に独自のデザインをつくるのが難しいことがある
- デフォルトのスタイルが強力で、カスタマイズが難しい場合がある
- ファイルサイズが大きくなることがある
Bootstrap 5の使い方
1.公式サイトからソースファイルをダウンロード
Bootstrapの公式サイトからソースファイルをダウンロードします。
2.ファイルをプロジェクトに配置
ダウンロードしたZIPファイルを解凍し、cssフォルダとjsフォルダを開発するWebサイトの「index.html」を配置しているディレクトリに移動(コピー)します。
3.HTMLファイルにリンクを追加
index.htmlファイルを開き、以下のように<link>タグと<script>タグを追加して、BootstrapのCSSとJavaScriptを関連付けます。
HTMLファイルの例:
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
<title>Bootstrap 5 Example</title>
<!-- Bootstrap CSSをローカルファイルから読み込む -->
<link href="./css/bootstrap.min.css" rel="stylesheet">
</head>
<body>
<h1>Hello, Bootstrap 5!</h1>
<!-- Bootstrap JSをローカルファイルから読み込む -->
<script src="./js/bootstrap.bundle.min.js"></script>
</body>
</html>
Tailwind CSS:ユーティリティファーストの新星
Tailwind CSS(テイルウィンド シーエスエス)は2017年にリリースされたユーティリティファーストのCSSフレームワークです。
クラス名を使ってスタイルを適用するため、カスタマイズ性が高く、再利用性も優れています。
Tailwind CSSの最大の魅力は、なんといっても必要なスタイルだけを選んで使える点。
これにより、無駄なCSSコードを削減し、パフォーマンスの向上が期待できます。
また、Tailwind CSSは、デザインシステムを構築するのに非常に適していて、プロジェクトごとに一貫したデザインを保つことができます。
カスタマイズ性を重視するエンジニアや、デザインシステムを構築したいプロジェクトにもってこいですね!
Tailwind CSSのメリット・デメリット
<メリット>
- 初期のデザインがシンプルで、カスタマイズが非常に柔軟である
- クラス名が直感的で、スタイルの適用が簡単である
- 不要なCSSを削除するためのツール(Purging)があり、ファイルサイズを小さく保てる
<デメリット>
- 初心者にはクラス名の多さが圧倒的に感じられることがある
- HTMLがクラス名で溢れ、可読性が低下する恐れがある
- プロジェクトの初期設定がやや複雑である
Tailwind CSSの使い方
1.公式サイトからソースファイルをダウンロード
Tailwind CSSの公式サイトからソースファイルをダウンロードします。
2.プロジェクトにTailwind CSSをインストール
プロジェクトのルートディレクトリでターミナルを開き、以下のコマンドを実行してTailwind CSSをインストールします。
npm install tailwindcss
3.Tailwind CSSの設定ファイルを生成
Tailwind CSSの設定ファイルを生成するために、以下のコマンドを実行します。
npx tailwindcss init
プロジェクトのルートディレクトリに tailwind.config.js という設定ファイルが生成されます。
4.CSSファイルにTailwind CSSをインポート
プロジェクトのCSSファイル(例: src/styles.css)に以下の内容を追加して、Tailwind CSSをインポートします。
@tailwind base;
@tailwind components;
@tailwind utilities;
5.HTMLファイルにリンクを追加
index.htmlファイルを開き、以下のように<link>タグを追加して、生成されたCSSファイルを関連づけます。
HTMLファイルの例:
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
<title>Tailwind CSS Example</title>
<!-- Tailwind CSSをローカルファイルから読み込む -->
<link href="/src/styles.css" rel="stylesheet">
</head>
<body>
<h1 class="text-3xl font-bold underline">
Hello, Tailwind CSS!
</h1>
</body>
</html>
6.ビルドプロセスを開始
プロジェクトのビルドプロセスを開始するために、以下のコマンドを実行します。
npm run dev
Bulma:シンプルで使いやすいフレームワーク
Bulma(ブルマ)は2016年にリリースされた、FlexboxをベースにしたモダンなCSSフレームワークです。
シンプルで直感的なクラス名が特徴ですね。
Bulmaは、レスポンシブデザインを簡単に実現できるように設計されており、グリッドシステムやカード、ナビゲーションバーなど、多くのコンポーネントが用意されています。
また、軽量でありながら、カスタマイズ性が高く、プロジェクトの規模に関わらず利用できます。
シンプルで直感的なフレームワークを求める開発者や、小規模から中規模のプロジェクトにぴったりです!
Bulmaのメリット・デメリット
<メリット>
- シンプルで直感的なクラス名で、初心者でも使いやすい
- レスポンシブデザインが簡単に実装できる
- Sassを使用してカスタマイズが容易である
<デメリット>
- 他のフレームワークに比べて、コンポーネントの数が少ない
- デザインのカスタマイズがやや難しい
- JavaScriptのサポートがないため、動的な機能は別途実装が必要である
Bulmaの使い方
1.公式サイトからソースファイルをダウンロード
Bulmaの公式サイトからソースファイルをダウンロードします。
2.ファイルをプロジェクトに配置
ダウンロードしたZIPファイルを解凍し、cssフォルダを開発するWebサイトの「index.html」を配置しているディレクトリに移動(コピー)します。
3.HTMLファイルにリンクを追加
index.htmlファイルを開き、以下のように<link>タグタグを追加して、BulmaのCSSを関連付けます。
HTMLファイルの例:
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
<title>Bulma Example</title>
<!-- Bulma CSSをローカルファイルから読み込む -->
<link href="./css/bulma.min.css" rel="stylesheet">
</head>
<body>
<section class="hero is-primary">
<div class="hero-body">
<p class="title">
Hello, Bulma!
</p>
</div>
</section>
</body>
</html>
Foundation:柔軟性とカスタマイズ性の高さ
Foundation(ファウンデーション)は2011年にリリースされた、プロフェッショナル向けの高度なCSSフレームワークです。
Bootstrapと並んで人気が高く、多くの大規模プロジェクトで採用されていて、カスタマイズ性が高いのが魅力的。
Foundationは、ボタン、ナビゲーションバー、モーダル、カード、タブなど、多くの再利用可能なUIコンポーネントが用意されており、手軽に美しいインターフェースをつくれます。
アクセシビリティに配慮されており、ユーザーエクスペリエンスを向上させるための機能が充実しているのが特徴的です。
大規模プロジェクトや、企業向けのウェブサイト、カスタマイズ性を重視するプロフェッショナルな開発者におすすめです!
Foundationのメリット・デメリット
<メリット>
- 高度なレスポンシブデザイン機能がある
- アクセシビリティに配慮した設計である
- Sassを使用してスタイルを細かくカスタマイズできる
<デメリット>
- 複雑な機能が多いため、初心者には少し取り組みにくい
- 機能が豊富な分、ファイルサイズが大きくなることがある
- ドキュメントやコミュニティが、他のフレームワークに比べて少ない
Foundationの使い方
1.公式サイトからソースファイルをダウンロード
Foundationの公式サイトからソースファイルをダウンロードします。
2.ファイルをプロジェクトに配置
ダウンロードしたZIPファイルを解凍し、cssフォルダとjsフォルダを開発するWebサイトの「index.html」を配置しているディレクトリに移動(コピー)します。
3.HTMLファイルにリンクを追加
index.htmlファイルを開き、以下のように<kink>タグと<script>タグを追加して、FoundationのCSSとJavaScriptを関連付けます。
HTMLファイルの例:
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
<title>Foundation Example</title>
<!-- Foundation CSSをローカルファイルから読み込む -->
<link href="./css/foundation.min.css" rel="stylesheet">
</head>
<body>
<h1>Hello, Foundation!</h1>
<!-- Foundation JSをローカルファイルから読み込む -->
<script src="./js/vendor/jquery.js"></script>
<script src="./js/foundation.min.js"></script>
<script>
$(document).foundation();
</script>
</body>
</html>
Materialize:Googleのマテリアルデザインを実現
Materialize(マテリアライズ)は2014年にリリースされた、Googleのマテリアルデザインガイドラインに基づいたCSSフレームワークです。
影、グリッド、アニメーションなど、マテリアルデザインの要素が組み込まれており、視覚的に魅力的で一貫性のあるデザインを簡単に実現できます。
例えば、ボタンのホバーエフェクトや、リストのスクロール時に発生する動的なエフェクトなど、細かい部分まで洗練された動きがついており、UX向上に非常に役立ちます。
デザイン性を重視する開発者や、マテリアルデザインに準拠したプロジェクトに最適です!
Materializeのメリット・デメリット
<メリット>
- GoogleのMaterial Designガイドラインに基づいたデザインである
- 豊富なコンポーネントとアニメーションがある
- レスポンシブ対応が簡単に設定できる
<デメリット>
- Material Designに基づくため、他のサイトと似てしまうことがある
- CSSやJavaScriptの知識が必要なため、カスタマイズが難しい場合がある。
- ファイルサイズが大きくなることがある
Materializeの使い方
1.公式サイトからソースファイルをダウンロード
Materializeの公式サイトからソースファイルをダウンロードします。
2.ファイルをプロジェクトに配置
ダウンロードしたZIPファイルを解凍し、cssフォルダとjsフォルダを開発するWebサイトの「index.html」を配置しているディレクトリに移動(コピー)します。
3.HTMLファイルにリンクを追加
index.htmlファイルを開き、以下のように<link>タグと<script>タグを追加して、MaterializeのCSSとJavaScriptを関連付けます。
HTMLファイルの例:
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
<title>Materialize Example</title>
<!-- Materialize CSSをローカルファイルから読み込む -->
<link href="./css/materialize.min.css" rel="stylesheet">
</head>
<body>
<h1 class="center-align">Hello, Materialize!</h1>
<!-- Materialize JSをローカルファイルから読み込む -->
<script src="./js/materialize.min.js"></script>
</body>
</html>
UIkit:軽量でモジュール化されたデザイン
UIkit(ユーアイキット)は2013年にリリースされた、軽量でモジュール化されたCSSフレームワークです。
スタイルシートのファイルサイズが小さく、読み込み時間が短縮されるため、パフォーマンスを重視するプロジェクトに最適ですね。
UIkitはカスタマイズ性が高く、シンプルで直感的なクラス名が特徴であり、開発者が迅速にUIを構築できるように設計されています。
軽量で直感的なフレームワークを求める開発者や、小規模から中規模のプロジェクトにマッチします!
UIkitのメリット・デメリット
<メリット>
- 最小限のスタイルのため、軽量で高速である
- 豊富なコンポーネントとレイアウトオプションがある
- 独自のスタイルに合わせて簡単にカスタマイズできる
<デメリット>
- 他のフレームワークに比べて、ドキュメントやチュートリアルが少ない
- 新しいトレンドに比べて、少し古臭いデザインが多い
- 他のフレームワークに比べて、使いこなすのに少し時間がかかることがある
UIkitの使い方
1.公式サイトからソースファイルをダウンロード
UIkitの公式サイトからソースファイルをダウンロードします。
2.ファイルをプロジェクトに配置
ダウンロードしたZIPファイルを解凍し、cssフォルダとjsフォルダを開発するWebサイトの「index.html」を配置しているディレクトリに移動(コピー)します。
3.HTMLファイルにリンクを追加
index.htmlファイルを開き、以下のように<link>タグと<script>タグを追加して、UIkitのCSSとJavaScriptを関連づけます。
HTMLファイルの例:
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
<title>UIkit Example</title>
<!-- UIkit CSSをローカルファイルから読み込む -->
<link href="./css/uikit.min.css" rel="stylesheet">
</head>
<body>
<h1 class="uk-heading-line"><span>Hello, UIkit!</span></h1>
<!-- UIkit JSをローカルファイルから読み込む -->
<script src="./js/uikit.min.js"></script>
<script src="./js/uikit-icons.min.js"></script>
</body>
</html>
Semantic UI:直感的なクラス名
Semantic UI(セマンティック ユーアイ)は、2013年にリリースされた直感的で使いやすいCSSフレームワークです。
自然言語に近いクラス名を使用することで、コードの可読性が高く、開発者が簡単にスタイルを適用できるように設計されています。
デザインの一貫性を保ちながら、迅速にプロトタイプを作成するのに打ってつけです。
特に、ビジネスアプリケーションやダッシュボードの開発において、その強力なコンポーネントライブラリが役立つこと間違いなし。
直感的なクラス名と豊富なコンポーネントを活用して、効率的に美しいUIを構築したい方には、ぜひ試してみてほしいCSSフレームワークです!
Semantic UIのメリット・デメリット
<メリット>
- クラス名や構造が直感的でわかりやすい
- 豊富なコンポーネントとテーマオプションがある
- テーマやデザインのカスタマイズが簡単にできる
<デメリット>
- ファイルサイズが大きくなることがある
- デフォルトデザインが一般的であり、他のサイトと似てしまうことがある
- BootstrapやMaterializeと比べると、コミュニティが小さくサポートが薄い
Semantic UIの使い方
1.公式サイトからソースファイルをダウンロード
Semantic UIの公式サイトからソースファイルをダウンロードします。
2.ファイルをプロジェクトに配置
ダウンロードしたZIPファイルを解凍し、semantic.min.cssとsemantic.min.jsを開発するWebサイトの「index.html」を配置しているディレクトリに移動(コピー)します。
3.HTMLファイルにリンクを追加
index.htmlファイルを開き、以下のように<link>タグと<script>タグを追加して、Semantic UIのCSSとJavaScriptを関連付けます。
HTMLファイルの例:
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
<title>Semantic UI Example</title>
<!-- Semantic UI CSSをローカルファイルから読み込む -->
<link href="./semantic.min.css" rel="stylesheet">
</head>
<body>
<div class="ui container">
<h1 class="ui header">Hello, Semantic UI!</h1>
</div>
<!-- Semantic UI JSをローカルファイルから読み込む -->
<script src="./semantic.min.js"></script>
</body>
</html>
Pure CSS:軽量でシンプルなスタイル
Pure CSS(ピュア シーエスエス)は、2013年にリリースされた非常に軽量でモジュール化されたCSSフレームワークです。
全体のファイルサイズが非常に小さく、モバイルデバイスを念頭に置いて設計されています。
Normalize.cssをベースにしており、ネイティブHTML要素ともっとも一般的なUIコンポーネントのレイアウトとスタイリングを提供しているため、最小限のスタイルでシンプルなデザインを重視。
軽量でありながら、レスポンシブデザインに対応しているため、どのデバイスでも美しいレイアウトを実現できます。
シンプルで効率的なスタイル管理を実現したい方には、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?
Pure CSSのメリット・デメリット
<メリット>
- 非常に軽量で、最小限のスタイルシートでありファイルサイズが小さい
- 余分な機能がなく、純粋なCSSのみで構成されているためシンプルで使いやすい
- テーマやデザインのカスタマイズが簡単にできる
<デメリット>
- コンポーネントやデザイン要素がほとんどないため、ゼロからスタイルを作成する必要がある
- 他のフレームワークと比べて、レスポンシブ対応が少ない
- より高度な機能やデザイン要素を自分で作らないといけない
Pure CSSの使い方
1.公式サイトからソースファイルをダウンロード
Pure CSSの公式サイトからソースファイルをダウンロードします。
2.ファイルをプロジェクトに配置
ダウンロードしたZIPファイルを解凍し、pure-min.cssを開発するWebサイトの「index.html」を配置しているディレクトリに移動(コピー)します。
3.HTMLファイルにリンクを追加
index.htmlファイルを開き、以下のように<link>タグと<script>タグを追加して、Pure CSSのCSSを関連づけます。
HTMLファイルの例:
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
<title>Pure CSS Example</title>
<!-- Pure CSSをローカルファイルから読み込む -->
<link href="./pure-min.css" rel="stylesheet">
</head>
<body>
<div class="pure-g">
<div class="pure-u-1-2">
<h1>Hello, Pure CSS!</h1>
</div>
</div>
</body>
</html>
Spectre.css:モダンでエレガントなデザイン
Spectre.css(スペクトル シーエスエス)は、2016年にリリースされた軽量でシンプルなCSSフレームワークでありながら、モダンでエレガントなデザインを簡単に実現できるツールです。
最大の魅力は、無駄を省いたクリーンなコードと直感的に使えるコンポーネント群。
ファイルサイズが非常に小さく、ナビゲーションバー、カード、モーダルウィンドウ、フォームなど、よく使われるUIコンポーネントをシンプルに提供されていて、必要なスタイルのみを選択して使えるため、パフォーマンスにも優れています。
最小限のCSSフレームワークでありながら、十分に洗練されたデザインを実現でき、デザインの細部に時間をかけず、機能的で美しいWebサイトを簡単に構築することができるのです。
特に迅速なプロトタイピングや、シンプルで美しいインターフェースを求めるプロジェクトに最もおすすめです!
Spectre.cssのメリット・デメリット
<メリット>
- 非常に軽量で、視覚的にもシンプルで整ったデザインである
- モジュール化されており、必要なコンポーネントだけを選んで使用できる
- レスポンシブデザインが簡単に実装できる
<デメリット>
- 他のフレームワークに比べて、コンポーネントやスタイルが少ない
- 独自のスタイルを追加するのが少し難しい
- カスタマイズのためのドキュメントやサポートが少ない
Spectre.cssの使い方
1.公式サイトからソースファイルをダウンロード
Spectre.cssの公式サイトからソースファイルをダウンロードします。
2.ファイルをプロジェクトに配置
ダウンロードしたZIPファイルを解凍し、spectre.min.cssを開発するWebサイトの「index.html」を配置しているディレクトリに移動(コピー)します。
3.HTMLファイルにリンクを追加
index.htmlファイルを開き、以下のように<link>タグと<script>タグを追加して、Spectre.cssのCSSを関連付けます。
HTMLファイルの例:
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
<title>Spectre.css Example</title>
<!-- Spectre.cssをローカルファイルから読み込む -->
<link href="./spectre.min.css" rel="stylesheet">
</head>
<body>
<div class="container">
<h1 class="text-center">Hello, Spectre.css!</h1>
</div>
</body>
</html>
Milligram:最小限で無限の可能性
Milligram(ミリグラム)は2015年にリリースされた、軽量で高速なCSSフレームワークであり、シンプルなデザインを迅速に実現するためのツールです。
最大の魅力は、非常に軽量なファイルサイズであり、圧縮された状態で約2KBしかありません。
最小限のCSSフレームワークでありながら、十分に洗練されたデザインを実現でき、デザインの細部に時間をかけず、機能的で美しいWebサイトを簡単につくることができます。
GitHubでオープンソースとして公開されており、コミュニティによるサポートや改善も期待大です!
Chakra UIのメリット・デメリット
<メリット>
- CSSファイルのサイズが約2KB程度と非常に軽量
- モジュール化されており、必要なコンポーネントだけを選んで使用できる
- 他のフレームワークに比べて、簡単に理解できすぐに使い始めることができる
<デメリット>
- より複雑なコンポーネントや、高度なカスタマイズを行うには少し手間がかかる
- 他のフレームワークに比べると機能が少なめである
- デフォルトデザインが一般的であり、他のサイトと似てしまうことがある
Milligramの使い方
1.公式サイトからソースファイルをダウンロード
Milligramの公式サイトからソースファイルをダウンロードします。
2.ファイルをプロジェクトに配置
ダウンロードしたZIPファイルを解凍し、milligram.min.cssを開発するWebサイトの「index.html」を配置しているディレクトリに移動(コピー)します。
3.HTMLファイルにリンクを追加
index.htmlファイルを開き、以下のようにタグを追加して、MilligramのCSSを関連づけます。
HTMLファイルの例:
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
<title>Milligram Example</title>
<!-- Milligramをローカルファイルから読み込む -->
<link href="./milligram.min.css" rel="stylesheet">
</head>
<body>
<div class="container">
<h1 class="text-center">Hello, Milligram!</h1>
</div>
</body>
</html>
Chakra UI:React向けの美しいコンポーネント
Chakra UI(チャクラ ユーアイ)は2019年にリリースされた、React専用のモダンなUIコンポーネントライブラリです。
最大の特徴の一つは、テーマのカスタマイズ性。
デフォルトでアクセシビリティに配慮した設計がなされており、プロジェクトに合わせてカラー、フォント、スペーシングなどを自由に調整できるため、一貫したデザインシステムを維持しつつ、個別のニーズにも対応できます。
もちろんデザインの変更やアップデートも簡単!
デザイン性とアクセシビリティの両立を追求したフレームワークであることから、美しく使いやすいインターフェースを迅速に構築することができ、ユーザー中心のアプリケーションを作成する際に非常に役立ちます。
Reactアプリケーションの開発を加速するフレームワークのChakra UI、アクセシブルなWebアプリケーションにぜひ導入してみてはいかがでしょうか?
Chakra UIのメリット・デメリット
<メリット>
- コンポーネントベースで、Reactと相性がよい
- アクセシビリティに配慮した設計である
- テーマやスタイルのカスタマイズが非常に簡単である
<デメリット>
- Reactに依存しているため、他のプロジェクトでは使用できない
- 効果的に使うためにはReactの知識が必要になる
- 大規模なアプリなどの場合、アプリケーションのロード時間が長くなる可能性がある
Chakra UIの使い方
1.プロジェクトのセットアップ
Reactプロジェクトを作成します。
既にプロジェクトがある場合は、このステップをスキップしてください。
npx create-react-app my-app
cd my-app
2.Chakra UIのインストール
プロジェクトのルートディレクトリでターミナルを開き、以下のコマンドを実行してChakra UIとその依存関係をインストールします。
npm install @chakra-ui/react @emotion/react @emotion/styled framer-motion
3.ChakraProviderの設定
index.jsまたはindex.tsxファイルを開き、ChakraProviderでアプリケーションをラップします。
index.jsファイルの例:
import React from 'react';
import ReactDOM from 'react-dom';
import { ChakraProvider } from '@chakra-ui/react';
import App from './App';
ReactDOM.render(
<ChakraProvider>
<App />
</ChakraProvider>,
document.getElementById('root')
);
4.コンポーネントの使用
App.jsまたはApp.tsxファイルを開き、Chakra UIのコンポーネントを使用してみます。
App.jsファイルの例:
import React from 'react';
import { Box, Button, Heading } from '@chakra-ui/react';
function App() {
return (
<Box textAlign="center" fontSize="xl">
<Heading>Hello, Chakra UI!</Heading>
<Button colorScheme="teal" size="lg" mt="4">
Click me
</Button>
</Box>
);
}
export default App;
まとめ
気になるCSSフレームワークはありましたか?
CSSフレームワークを有効に使いなすことで、Webページのデザイン作業を効率化し、クオリティの高いサイトを簡単に作成することができます。
Web開発者にとっては欠かせないツールですね。
今回紹介した11個のCSSフレームワークはすべて便利でおすすめですが、それぞれ特徴が異なるため、自分のプロジェクトに最適なものを選んでぜひ活用してみてください!
選び方のポイントとしては、プロジェクトの目的や規模、チームのスキルセットに合ったものを選ぶことが重要です。
また、CSSについて詳しく知りたい方はこちらをご参考ください。
<関連記事>

toiroフリーランスはフリーランスエンジニア向けのSHIFTグループ案件・求人情報サイトです。
プライムベンダーだからこそ、商流が深い多重下請けや不要な中抜きは一切なく、
高単価・適正単価で業務委託案件をご案内しています。
アカウント登録後には、さまざまなサービスや機能を無料でご利用いただけます。
- 登録面談にてキャリア相談や案件マッチングのコツ、市場トレンドや耳寄りな情報をお伝えします
- 本サイトでは公開していない非公開案件をすべて確認可能
- ご希望条件に合うエージェントおすすめの案件を随時ご案内
個人事業主やフリーランスで活躍されている方、これから目指している方、少しでもご興味がある方はぜひお気軽にお問い合わせください!