プログラマーとして生きていく

IT業界で常に人材が不足している「プログラマー」。

IT化の進むこの世の中、今後ますます「プログラミング」というスキルの需要は増加していくことが予想されます。

小学校で「プログラミング」が必修化されたりと、プログラミングが今以上に身近で気軽な存在になる将来もそう遠くはないのかもしれません。


プログラマーの在宅案件

昨今、プログラマーの在宅案件が年々増加傾向にあります。

背景にはインターネットの普及やクラウドソーシング・マッチングサービスの増加、企業が様々な働き方を容認し始めていることが挙げられるでしょう。

こういった事情から、フリーランスのプログラマーとして在宅勤務をしているエンジニアが増加しています。

納期を守ることは当然必須条件ですが、それさえできれば自分の好きな時間に仕事ができるというのは大きな魅力です。


数あるプログラマー案件

プログラマーの業務案件は、募集が常に数多く様々なプラットフォームで掲載されています。

フリーランスでも仕事を見つけ、引き受けやすい業種です。

仕事をコンスタントに、もしくは継続的に得ることができれば、フリーランスエンジニアとして生活をしていくことも十分に可能でしょう。

会社勤めで縛られる人生ではなく、個人事業主として生きていくのです。


フリーランスエンジニアだからこそ実現できる働き方

プログラマーが担当する業務は、場所を選ばずにできるものが大半です。

仮に会社勤めをしていても、自宅勤務などリモートワークを許可しているIT企業は多く存在しています。

フリーランスであれば、その傾向は尚更顕著です。

もちろん常駐というケースもありますが、どこでも業務ができるプログラマーという仕事の性質上、在宅での勤務が許可されることも多いです。

フリーランスエンジニアだからこそ実現できる、自分だけのライフスタイルを追求できるかもしれない。

自分の好きな時に働いて、好きな時に休む

そんな暮らしを実現できる可能性に満ちているのがフリーランスエンジニアであり、IT業界の「プログラマー」という業種なのです。

フリーランスのエンジニアになることを目指している方は、ぜひこちらの記事もご参照ください。

関連記事:
フリーランスITエンジニアになるには? フリーランスエンジニアになるための流れと、活躍するためのポイントを解説


プログラマーは大きく分けて3種類

まずチェックしておきたいのは、プログラマーの案件というのは大きく分けると3種類に区分されるということ。

  • Webプログラマ
  • システム系プログラマ
  • ゲームプログラマ

細かく分ければさらに組み込み系やアプリケーションプログラマーなど細分化できますが、大きく分ければこの3種類に区分できます。

一口に「プログラマー」と括られがちですが、実際に行う業務はどんなものなのか、よく扱われる言語も含めてチェックしていきましょう。


Webプログラマ

名前の通り、WebプログラマはWebサイトの構築やWebアプリケーションを制作するプログラマーです。

通販サイトや、ホームページ、Web上のシステムを作ります。

サーバサイドなのか、クライアントサイドなのかによって扱う言語や業務内容が大きく異なるというのも特徴の1つ。

それぞれで頻繁に使われる言語の一例を以下に示します。

サーバサイド:PHP、Ruby、Python、Java、C++等。

クライアントサイド:HTML、CSS、JavaScript、PHP等。

これらがWebプログラマの業務では特に使用される機会の多い言語の例です。

Webプログラマの案件を受注する際にはPHPやPythonなどを理解し、扱えるスキルを保持しておく必要があります。


システム系プログラマ

システム系のプログラマーというのは、細分化すると非常に細かく分けられます(組み込みや汎用系システム、業務システムなど)。

ある意味プログラマーの中でも業務の種類が最も多岐にわたる区分で、使用される言語も多種多様です。

  • Java
  • PHP
  • VisualBasic
  • C
  • C++
  • COBOL
  • アセンブラ
  • …etc

既に扱える言語、得意とする言語があれば、更に細分化した業種から自信を持って受注できる仕事を見つけられるでしょう。


ゲームプログラマ

一般的にはゲームクリエイターとも呼ばれる「ゲームプログラマ」。

ゲームプログラマもコンシューマーゲームなのか、スマートフォン向けゲームなのかによって細分化することができ、主に使われる言語はこちらの通りです。

  • C+
  • C#
  • Unity
  • Swift
  • …etc

ゲームクリエイターの印象が強いですが「プログラミングをする」という観点ではやはりプログラマーという括りとなります。

特にスマートフォン向けゲームの開発はフリーランスエンジニア向け案件が募集されやすい傾向にあり、仕事も見つけやすいでしょう。


自分の得意な言語は何なのか

フリーランスのプログラマーとして仕事を探す上で「自分の得意・扱える言語」が何かを把握しておくのは重要です。

扱う言語で仕事を探すことも当然できますが、言語ではなく先ほど紹介した「業種」でも仕事を発見できるかもしれません。

今一度自分の得意な言語や深く理解している言語を見つめ直してみるのも重要だといえます。


フリーエンジニアとしてプログラマーになるのに必要なスキルレベルは?

実際にプログラマーの案件に挑戦してみようという方が気になるのは「どの程度のスキルが必要なのか」というポイントでしょう。

フリーランスのエンジニアを対象として募集されているプログラミングの案件は、レベルという意味でも非常に幅広いです。

非常にハイレベルなスキルや知識を必要とするものもあれば、それほど難しくない気軽に引き受けられるものも募集されていたりします。

そのため、自分の「プログラマーとしてのスキルレベル」に応じて自由に仕事を選択することができるでしょう。

仕事を繰り返し受注していくことで、次第に自分のスキルもレベルアップしていき、徐々に難しい案件を引き受けていくといったこともできるかもしれません。

何にせよ、低レベルから高レベルまで仕事の募集がかけられています。

自分のスキルレベルを把握することさえできれば、そのレベルに合った案件を見つけられるはずです。


未経験でも挑戦できる

プログラマーと聞くと非常に敷居が高く感じるかもしれません。

実際問題、専門的な知識・スキルが問われる業種です。

その専門性の高さから、完全なる未経験で知識もない状態で飛び込むのは非常に厳しい仕事だといえます。

しかし、フリーランスのプログラマーの在宅案件は、未経験でも「挑戦」することができるのです。


未経験でも努力次第で挑戦できるのはIT業界ならでは

というのも、IT業界においてプログラマーは常に人材不足に悩まされているのです。

すっかり定着してしまったIT=ブラックというイメージは、企業がいくら努力しても拭うのが難しくなっています。

常に戦力となるプログラマーを探しているIT業界で、完全に未経験でフリーランスの案件を獲得するのは難しいかもしれません。

それでも言語についてイチから勉強し、地道でも良いのでスキルを伸ばせば、そう遠くない未来に在宅案件を獲得できる可能性があるのです。

そのために必要なステップをいくつか紹介していきます。


勉強する言語を1つに絞る

最初に欠かせないステップが「プログラミング言語の学習」になるのですが、その前に「言語を絞る」ことも大切です。

特に未経験の方がいきなり複数の言語に同時に手を出すとコード規約や構文などがごっちゃになってしまう可能性が非常に高いからです。

「複数の言語を扱えた方がいいのでは?」と感じる方もいらっしゃるでしょうし、実際その通りではあります。

しかし、1つの言語をある程度理解してからでなければ、余計な混乱を招くことになります。

落ち着いて、1つずつ言語を学習していきましょう。


言語を勉強する

プログラマーとして仕事をする上で欠かせないのが、プログラム言語の学習です。

まずはどの言語を勉強するかを決めてから、その言語の勉強方法を考えましょう。

書店で数多くの参考書が販売されているほか、プログラミングスクールなども存在しています。

また、プログラミングの問題を解きながら言語の学習ができるWebサイトも。

何にせよ、プログラミングの問題を実際に解くことで学んでいる言語を少しずつ、そして着実に身に付けることができます。


実績をつける

言語学習がある程度身になってきたら、クラウドソーシングサービスなどに登録してみましょう。

今の自分が持つプログラミングスキルでもできそうな案件を探してみてください。

例え小さな案件であろうと、無事に仕事を完遂することができればそれは立派な「実績」です。

最初は小さな案件ばかりになるかもしれませんが、それは自分の実績として積み重なっていくのです。

単価が低かろうと、あまり興味が湧かない内容であろうと、コツコツと地道に実績を作っていきましょう。


難易度を徐々に上げていく

実際の業務に少しずつでも触れることで、どんな案件の業務であろうと着実にプログラミングスキルのレベルはアップしていきます。

少しでも自信がついてきたら、仕事の難易度を徐々に上げてみるのも大切です。

このサイクルを繰り返していくことで、自分のスキルレベルを上げつつ実績も積み重ねていくことができます。

仕事に応じて報酬も高くなるはずなので、モチベーションの維持や向上にも繋がっていくでしょう。


エージェントへの登録

難易度を徐々に上げていく過程で、エージェントに登録してみてもいいかもしれません。

より高レベル・高単価な案件が数多く掲載されています。

また、仕事の選択肢も増えることでしょう。

登録した時点で必ず案件に応募したり、仕事を受注しなければならないというわけではありません。

まずは登録だけでもしてみることを推奨いたします。


気になるのは案件の内容や報酬額

いざ「フリーランスのプログラマーになりたい」と思った方は、当然以下の疑問が生じます。

「募集されることの多いプログラマー案件ってどんなもの?」

それでは、実際に募集される傾向にあるプログラミング案件や、その報酬額にまで注目しましょう。


案件の内容は?

プログラマー向け案件は、以下のようなものが多く募集されています。

  • システム開発
  • Webアプリケーション開発
  • Webシステム開発
  • Unityを利用したゲーム開発
  • …etc

随時幅広い業務の募集がかけられているため、探せば自分の得意分野に関する案件を見つけることはそう難しくないでしょう。

とはいえ、中でも頻繁に目にするのが「Webシステム開発」や「ゲームアプリ開発」です。


案件で目にする機会の多い言語

フリーランスのプログラミング案件で募集されることの多い言語は、PHPやRuby、Unity、Javaなどが挙げられます。

また、既にエンジニアとしてキャリアを積まれている方で上記の言語に精通している方は、すぐにでも仕事を獲得できる可能性があるといえるでしょう。

また、未経験の方は、まずは上記の言語の学習に取り組んでみてもいいかもしれません。

特にJavaは多くのシステムで採用される傾向にあるほか、オブジェクト指向という考え方について基礎から学習することができるのでおすすめです。


報酬はピンキリ

さて、案件の内容も当然ですが、フリーランスとして活動していくうえで無視できないのが「報酬額」。

フリーランスで生活できるかどうかがかかる、自分のライフスタイルへ直結する非常に大事な部分だといえます。

当然ではありますが、報酬額は仕事の内容・レベルに応じてピンからキリまで非常に幅が広いです。


高単価案件のために必要なスキルや経験

報酬額の幅が広いことをお伝えしましたが、では、高単価の案件を獲得するためには何が重要なのでしょうか。

以下の6つのスキル・経験が重要です。

  • マネジメント経験
  • レビュー経験
  • 要件定義や基本設計スキル
  • 規模の大きいプロジェクトやシステム開発の経験
  • 募集されている案件の業界理解や経験
  • サーバサイド・クライアントサイド両方のスキル(フルスタック)

上記のどれかに当てはまる方、複数を経験されている方は「自分は高単価案件を獲得できる」と自信を持ってください。

IT業界における即戦力のフリーランスエンジニアは引く手数多です。

あなたの力を必要としている案件が必ず見つかるでしょう。


在宅でも仕事ができるというメリット

記事の冒頭でも少し触れましたが、フリーランスのプログラミング案件の中には在宅勤務が許可されているものも数多く募集されています。

在宅での勤務というのは、フリーランスの仕事ならではの大きなメリット。

当然、時間の使い方などにおいて自己管理をする必要性が生じるものの、家から出ずに仕事をし、報酬を得られるというのは魅力的です。


充実感のある仕事

IT業界では、数多くの企業が即戦力プログラマーを求めています。

経験を活かせることに加えて「自分のスキルが求められている仕事」はやり甲斐もバツグン。

やり甲斐のある仕事をすることで、充実感や満足感も感じられるはずです。

フリーランスエンジニアだからこそ実現する働き方やライフスタイルを実現してみましょう。


フリーランスのプログラマーという仕事

今回はフリーランスエンジニアの中でも特に「プログラマー」という業種に注目してきました。

プログラマーといえども幅広い仕事ですが、どの分野も常に数多くの案件が募集されています。

自分の持っているスキルのレベルや経験を今一度見つめ直してみてください。

もしかしたら、現状よりも遥かに高収入の仕事を獲得できるかもしれません。

未経験の方でも、常に人材不足に悩まされているIT業界であれば勉強・努力次第でフリーランスのプログラマーとして仕事を受注できるようになる可能性があります。

フリーランスエンジニアとして活躍し、収入を安定させることができれば仕事もプライベートも充実させられるでしょう。