GAIQ(Googleアナリティクス個人認定資格)について



GAIQ(Googleアナリティクス個人認定資格)とは、Googleアナリティクスについての知識やスキルを認定する資格のことです。

Googleアナリティクス個人認定資格試験を突破することで獲得できます。


正式名称

GAIQの正式名称は「Google Analytics Individual Qualification」。

通称GAIQ。こちらの名称で呼ばれることが多いです。


GAIQの存在意義

GoogleがGAIQ(Googleアナリティクス個人認定資格)を提供している理由は何でしょうか。

それは「Googleアナリティクスについて深い知識を有するユーザーが使いこなすことで、強力なツールとなることを社内外に広めるため」です。


どんな人向きの試験か

Webサイト運営に関わる人なら取っておいて損はない資格です。


バッジについて

Googleの認定資格を取得すると、バッジがもらえます。

ただ、このGAIQ(Googleアナリティクス個人認定資格)に関してはバッジの提供はありません。

Google アナリティクス個人認定資格のバッジを作成したり表示したりすることは Google のブランド表示ポリシー違反に該当し、Google の商標権を侵害する場合がありますのでご注意ください。バッジを作成したり表示したりすると、認定が取り消される場合があります。

参照:https://support.google.com/analytics/answer/3424287?hl=ja&ref_topic=3424286

なお、上記のような規定も存在します。

認定資格を取得したことを証明するために自分でバッジを作成・公開することはしないようにご注意ください。


GAIQ(Googleアナリティクス個人認定資格)取得のメリット①Google公式の認定資格



Googleが公式に認定した資格を保有している」というのは、仕事相手に安心感を与えます。

Googleアナリティクスを取り扱う仕事ならなおさらです。


GAIQ(Googleアナリティクス個人認定資格)取得のメリット②スキルの証明

GAIQ(Googleアナリティクス個人認定資格)を取得すれば、Googleアナリティクスの熟練度を証明することが可能です。

Googleアナリティクスに対して一定の知識・スキルがあったとしても、資格がなければ口頭で説明したところで具体性がありません。

ですが、GAIQ(Googleアナリティクス個人認定資格)を取得していれば、相手にもわかりやすく自分のスキルを証明することができます。


GAIQ(Googleアナリティクス個人認定資格)取得のメリット③理解が深まる



GAIQ(Googleアナリティクス個人認定資格)の勉強をすることで、Googleアナリティクスに関わる理解度を深めることができます。

より効果的にGoogleアナリティクスを利用することができるようなるでしょう。

機能を理解していると、開発プロジェクトなどで他メンバーとのやり取りもスムーズになります。

Googleアナリティクスのスキルを得ることできれば、アクセス解析をする際に役立てられます。

個人的にWebサイトを運用している場合も、GAIQ(Googleアナリティクス個人認定資格)を取得するメリットは大いにあるでしょう。


GAIQ(Googleアナリティクス個人認定資格)の試験について



この項目では、GAIQ(Googleアナリティクス個人認定資格)の試験内容について詳しく解説します。


内容

GAIQ(Googleアナリティクス個人認定資格)試験は「理解テスト」というテストが実施されます。

試されるのは「デジタル解析の実務」と「Google アナリティクス プラットフォームに関する知識」です。


制限時間

制限時間は90分となっています。

テスト開始と同時にタイマーがスタートし、いかなる場合でもこのタイマーは一時停止できません。

万が一、パソコンの電源がオフになってシャットダウンしてしまったり、ブラウザを閉じたりした場合はすぐに時間切れになってしまいます。

注意しましょう。


不合格の場合

もし不合格となってしまった場合は、GAIQ(Googleアナリティクス個人認定資格)理解度テストを受験した翌日から再び受験することが可能です。

「制限時間」の項目で紹介した事例も不合格扱いとなるため、翌日以降に再受験する必要があります。


問題の形式

選択式問題です。


言語

GAIQ(Googleアナリティクス個人認定資格)理解度テストをおこなえる言語は現在19言語です。

Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)理解度テストは 19 言語に対応しています。

利用可能な言語:

  • チェコ語
  • 中国語(簡体)
  • 中国語(繁体)
  • オランダ語
  • 英語(英国)
  • 英語(米国)
  • フランス語
  • ドイツ語
  • インドネシア語
  • イタリア語
  • 日本語
  • 韓国語
  • ポーランド語
  • ポルトガル語
  • ポルトガル語(ブラジル)
  • ロシア語
  • スロバキア語
  • スペイン語
  • スペイン語(ラテンアメリカ)
  • タイ語
  • トルコ語
  • ベトナム語

参照:https://support.google.com/google-ads/answer/6089828?hl=ja


料金

GAIQ(Googleアナリティクス個人認定資格)理解度テストを受験するのにかかる料金は「無料」です。

なお、理解度テストを受験する前に「Skillshop」で「アナリティクスアカデミーコース」という学習プログラムを受講できます。

その費用についても「無料」で提供されているので安心して試験に挑むことができるでしょう。


受験場所

オンラインで受験することが可能です。


GAIQ(Googleアナリティクス個人認定資格)の難易度・合格率



GAIQ(Googleアナリティクス個人認定資格)を受験する前に、資格の難易度合格率について確認しましょう。


難易度

GAIQ(Googleアナリティクス個人認定資格)の難易度はそれほど高くありません。

公式サイトで提供されている「アナリティクスアカデミー」のコースを受講し、内容をきちんと理解しておけば合格することができます。


合格率

正答率80%以上を獲得すれば合格です。

GAIQ(Googleアナリティクス個人認定資格)理解度テストの問題数は70問なので、56問以上が正解なら合格ということになります。


GAIQ(Googleアナリティクス個人認定資格)の有効期間



GAIQ(Googleアナリティクス個人認定資格)理解度テストに合格してから1年間が有効期間となっています。

継続して認定資格をキープしたい場合は再受験する必要があります。

一度資格を取得したからといって、永続して保有できるものではないため注意しましょう。


GAIQ(Googleアナリティクス個人認定資格)の申し込みと流れ



この項目では、GAIQ(Googleアナリティクス個人認定資格)を申し込み~試験を受ける流れについてご紹介します。


スキルショップアカウントを作成する

まずは「Skillshop」アカウントを作成するところから始めましょう。

SkillshopアカウントはGoogleアカウントで作成することができます。


メニューの「一覧」をクリックする

スキルショップのホーム画面を開くと、左側に「一覧」アイコンがあります。

それをクリックしてください。

この時、英語表示となっている場合は画面下にある「English」を押下すると言語表示を選ぶことができます。

「日本語」へ変更しましょう。


アナリティクスアカデミーをクリックする

一覧が表示されるので、「アナリティクスアカデミー」を選びます。

「アナリティクスアカデミー」の画面に移行したら「Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)」をクリック。

「開始」ボタンを押しましょう。

ただ、開始ボタンを押してもすぐにテストはスタートしませんのでご安心ください。


試験スタート

次の画面に移行します。「学力調査」という項目が出てくるので、そこで「開始する」を選択してください。

ようやく試験の始まりです。

ここから制限時間がカウントされます。

日本語訳がおかしい箇所には注意。


試験結果のチェック



問題を全て回答すると試験結果を見ることができます(問題ごとの正誤については表示されず)。

左上の「×」ボタンを押せば終了です。

合格していれば、「×」ボタンを押したあとにGAIQ認定証が表示されます。


認定証を印刷したい場合

合格直後に印刷することも可能ですが、後になって認定証を印刷したい場面に出会うかもしれません。

そんな時はスキルショップにログインして右上のアイコンをクリックしてください。

「プロフィール」を押下すると「認定資格」の項目にGAIQ認定資格が表示されているはずです。

それをクリックして「認定証を印刷」ボタンを押してください。

これで認定証を印刷することができます。


GAIQ(Googleアナリティクス個人認定資格)のレベル別対策



GAIQ(Googleアナリティクス個人認定資格)には「初心者向けコース」と「上級者向けコース」の2つのレベル別対策コースがあります。

どちらもオンライン動画でGoogleアナリティクスについて学ぶことが可能です。

かなりの知識・スキルを得ることができる講座ですが、なんと「無料」。

理解度テストを受けるまでに受講しておくことをおすすめします。


Google アナリティクス初級者向けコース

Googleアナリティクスを初めて使用するユーザーを対象としたコースです。

アカウント作成方法から順を追ってアナリティクスの基礎知識を得ることができます。

Google アナリティクス初級者向けコースでは、アナリティクスの新規ユーザーを対象として、アカウントの作成、トラッキング コードの実装、データフィルタの設定手順を説明します。また、Google アナリティクスの管理画面とレポートの使い方、マイレポートとショートカットの設定方法に加え、基本的なレポート(ユーザー レポート、集客レポート、行動レポート)の分析方法、目標やキャンペーン トラッキングの設定方法についても解説します。

参照:https://analytics.google.com/analytics/academy/course/6

受講時間は4~6時間程度です(内容全てを続けて受講した場合)。


Google アナリティクス上級者向けコース

上級者向けコースでは、収集したデータをわかりやすくレポートにまとめる方法、高度な解析方法やマーケティングツールについての知識を得ることができます。

Google アナリティクス上級者向けコースでは、データを収集してわかりやすいレポートにまとめる方法について説明します。この講座では、カスタム ディメンション、カスタム指標、イベント トラッキングなどの設定を使用して、お客様のビジネス固有のデータを収集する方法を学びます。また、セグメント、チャネル レポート、ユーザー レポート、カスタム レポートを使用する高度な分析テクニックのほか、過去にウェブサイトにアクセスしたユーザーに広告を表示するリマーケティングや動的リマーケティングなどのマーケティング戦略も紹介します。

参照:https://analytics.google.com/analytics/academy/course/7

受講時間は4~6時間程度です(内容全てを続けて受講した場合)。

初心者向けコースも上級者向けコースも、授業動画は項目別に分かれているため「今日はこの項目から」と決めて学習を進めることが可能です。


GAIQ(Googleアナリティクス個人認定資格)のオススメ勉強法①アナリティクスアカデミー




「GAIQ(Googleアナリティクス個人認定資格)のレベル別対策」で紹介した学習プログラムです。

無料で利用できる上に自分の知識レベルに合わせて学べるのが嬉しいポイント。

なお、音声は英語です。日本語字幕があるため、英語が苦手な人は画面に集中できる時間を作って学習を進めていくと良いでしょう。

英語が得意なら、他の作業をしている時に動画を再生しておいて情報を耳に入れるのもありです。

より深くGoogleアナリティクスを使いこなしたい人は、「Google アナリティクス 360 入門コース」の視聴をしてみるのも良いでしょう。

Googleアナリティクス360はGoogleアナリティクスの有料版です。

注意点として「Google アナリティクス 360 入門コース」の視聴は英語でのみ配信されているということは念頭に置いておきましょう。


GAIQ(Googleアナリティクス個人認定資格)のオススメ勉強法②書籍



Googleアナリティクスに関する知識を得られる書籍を購入して学習するのも良い方法です。

知識とともに実践で使えることが書かれている書籍を選ぶのが正解です。

具体的な例などが書かれている書籍が手元にあれば、GAIQ(Googleアナリティクス個人認定資格)を取得したあとも、有効に活用することができるでしょう。

資格取得だけでなく、実践でGoogleアナリティクスを使いこなしたい人におすすめの勉強方法です。

前項目で紹介した「アナリティクスアカデミー」も活用しつつ、書籍で知識・スキルを磨きましょう。


まとめ



以上、GAIQ(Googleアナリティクス個人認定資格)についての詳細をご紹介しました。

GAIQ(Googleアナリティクス個人認定資格)取得に向けた勉強をすることで、知識の蓄積とスキル獲得を実現することができるはず。

Googleアナリティクスの運用予定があるなら、ご紹介した勉強方法を参考にGAIQ(Googleアナリティクス個人認定資格)を受験してみると良いでしょう。